F1ドライバーもコーチを雇うべき……伝説の王者スチュワートの提言

シェア
コメント
F1ドライバーもコーチを雇うべき……伝説の王者スチュワートの提言
執筆:
2019/01/24 11:36

元F1王者のジャッキー・スチュワートは、F1ドライバーもコーチを雇うべきだと考えている。

 3度F1王者に輝いたジャッキー・スチュワートは、F1ドライバーたちがコーチを起用しないのは、絶対に間違っていると信じているという。

 現代のレーシングドライバーにとって、パーソナルトレーナーや栄養士の助けを借りて身体の準備を整えるのは、ごく一般的なことになっている。しかしスチュワートは、コーチの指示を仰ぐのも、必要なことだと主張する。

「コーチを起用しないのは、現在もF1に欠けていることのひとつだ」

 スチュワートはmotorsport.comに対してそう語った。

「私はそれが信じられないのだ。レーシングドライバーたちはとても賢いので、コーチはいらないという。でもそれは、絶対に間違っている」

「スキーやゴルフ、そしてテニスや乗馬など、他のスポーツでは、コーチングは最も重要なことのひとつだ」

「今、F1ドライバーたちは体調管理のためにコーチを雇っている。でも、メンタルのコーチを起用することはほとんどない。それは、完全に間違っていると思う」

 スチュワートは、デビューから2シーズンを、チャンピオン経験者であるグラハム・ヒルのチームメイトとして過ごした。そしてそのヒルだけでなく、ライバルたちの存在によって鍛えられたと語る。

「私は、他の人々から学ぶことにとても飢えていた。そして、ジム・クラークと話をすることができたのはとても幸運だった」

 そうスチュワートは語った。

「彼は私がレースで戦ってきた中で、最高のドライバーだった」

「我々はアパートの部屋をシェアし、共に時間を過ごした。当時の私は、彼が知っていることを盗み取ろうとはしなかった。私はその段階で、その重要さに気づいていなかったかもしれない」

「そして私は、グラハム・ヒルともチームメイトだった。グラハムは私が尋ねたこと、例えばマシンのセッティングだったり、ブレーキングポイント、そしてギヤチェンジを行う場所などについて、完全には答えてくれなかった」

「でも、今ではテレメトリーの存在により、それを非常に明確に知ることができる。もしコーチが言うことを聞いているならば、彼らは違いを見つけることができるはずだ」

 スチュワート曰く、そのコーチは、必ずしも成功した経歴を持っている必要はないと語る。

「伝説的なダウンヒルスキーヤーであるフランツ・クランマーのコーチは、トップスキーヤーではなかった。彼はフランツほど速くはなかったが、テクニックや感情的な問題を理解していた」

「我々レーシングドライバーは皆賢いため、コーチを必要としてこなかった。しかし、それは完全に間違っている。今ではテレメトリーでそれを議論することができるため、なおさら重要なはずだ」

次の記事
ウイリアムズ“クビサの身体を熟知”、GOサインに不安なし

前の記事

ウイリアムズ“クビサの身体を熟知”、GOサインに不安なし

次の記事

元強豪の”驕り”はいらない。水面下で進むウイリアムズのチーム改革

元強豪の”驕り”はいらない。水面下で進むウイリアムズのチーム改革
Load comments

この記事について

シリーズ F1
執筆者 Scott Mitchell