Q3進出に衝撃のトロロッソ「予期せぬ"大きな前進"ができた」
ハートレーは、バーレーンGPでもたらされたアップデートにより予期せぬ"大きな前進"をすることができたと語った。









トロロッソのブレンドン・ハートレーは、バーレーンGPでもたらされたアップデートにより予期せぬ"大きな前進"をすることができたと語った。
ハートレーとそのチームメイトであるピエール・ガスリーは、開幕戦オーストラリアGPの予選をQ1敗退で終え、決勝ではポイントを獲得することができなかった。しかし、第2戦バーレーンGPの予選ではガスリーがQ3まで進出するという好成績を納めた。
ハートレーはわずか0.1秒差でQ2敗退となったが、ガスリーはホンダ製パワーユニットを搭載したSTR13でトップ3チームに次ぐ6番手を確保した。
ハートレーは新しいエアロパッケージによってパフォーマンスが向上し、チームはその進歩に驚かされたと語った。
「これほどまでに大きなパフォーマンスの向上を実現することができ、本当に励まされた」
「チームはアップグレードによる性能の向上にそこまで期待を持っていなかった。でも結果は僕たちの期待を大きく上回るものだったし、これは本当に素晴らしいことだ。大抵こうはいかないものだ」
「メルボルンと比較すると、とにかく僕はこのトラックでより競争力を発揮できると感じた。でもアップグレードにより、ここまでパフォーマンスを上げることができるとは期待していなかった」
「チーム内の誰もが、中団争いをリードするマシンになるという飛躍を見せられるとは考えていなかったと思う。間違いなくタイトな戦いになると思うし、ものすごい努力が必要だ」
「メルボルンではそういうポジションにいなかったし、僕の予選結果は16番手だった。いずれにせよ、僕たちにはそれだけのペースしかなかった」
「僕たちは本当に大きな前進をした」
トロロッソが今週末投入したアップデートは、新しいフロアと"ブレーキドラム上部のパーツ"だとハートレーは明らかにした。
ガスリーは金曜日にその新しいパッケージを使用し、ハートレーは土曜日のフリー走行で初めてそれを試したという。ハートレーはその効果をすぐに感じることができたと語った。
「本当に大きな違いを感じることができた。土曜日の練習は思った通りに走ることができたんだ。最初のラップからそれを感じ取れた」
ガスリーは新しいエアロパッケージによって0.1秒ほど向上できると期待していたと述べた。そして"うまくいっているように見えているだけである可能性もあるため、より深くその影響を分析する必要があるかもしれない"と認めた。
それでもガスリーは、オーストラリアGPのセットアップと大きな違いを感じたと語った。
「そのパフォーマンスは主にセットアップによるものだ」
「僕たちは考え方をかなり変えた。メルボルンは非常に特殊で、バンピーなサーキットだから、セットアップを大きく変更する必要があった」
「バルセロナで発揮したパフォーマンスに少し近づくことができた。いくつかの申し分のない、もしくは興味深いセットアップの方向性を見つけたことで、フリー走行1回目から快適さを感じることができた」
さらに予選Q3での結果について、ガスリーはF1キャリアの中で最高のラップだったと付け加えた。
「Q3に進出できるとは思っていなかったが、うまく仕事をすることができたし、Q3進出後もベストラップをマネジメントすることができた」
「本当に良いタイミングだったんだ! 本当に嬉しかったよ」
Additional reporting by Oleg Karpov, Scott Mitchell
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | バーレーンGP |
ロケーション | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | ブレンドン ハートレー , ピエール ガスリー |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |