ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】
トピックス

ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

トロロッソ、フェラーリの”コピー”ミラー投入。パフォーマンス向上へ

シェア
コメント
トロロッソ、フェラーリの”コピー”ミラー投入。パフォーマンス向上へ
Giorgio Piola
執筆: Giorgio Piola
協力: Jonathan Noble
翻訳:: 田中健一
2018/07/06 23:23

トロロッソは、イギリスGPにフェラーリ型の前面が開口したリヤビューミラーを投入してきた。

 トロロッソは、イギリスGPに改良版のリヤビューミラーを投入してきた。このミラーは、ウイング状になったミラー本体の周りに、カバーが付いたモノ。つまり、フェラーリの完全コピーとも言えるようなパーツだ。

 今年の中団争いは、”超”が付くほどの激戦になっている。当然トロロッソもこの中に巻き込まれており、あらゆる手段を使ってでも、STR13のパフォーマンスを向上させようとしているのだ。

 このミラーのアイデアは、前面を効果的に開口することで、そのカバーによって後方に向かう気流を整えている。そして、サイドポッド上方を流れる気流を、狙った所へ向かわせようとしている。

 通常、ミラーは気流に干渉したり、空気抵抗の原因となってしまうため、チームとしては本来ならば排除したいパーツとも言える。そのため各チームは、マシン後部に影響を及ぼさないようなデザインを探そうとしてきた。

 前述の通り、このアイデアはフェラーリが今シーズン初めに持ち込んできた。当初は通常の形でマシンにマウントしていたが、現在ではハロに取り付けられるようになっている。にもかかわらず、この前面が開いたミラーを使い続けている。

メルセデスは”ダブルミラー”を投入。その意味は!?

 トロロッソだけがミラーを変更してきたチームではない。メルセデスは、上下に2枚が重なった形のミラーを投入してきたのだ。

 通常のミラーの下に追加された2枚目のミラーの効果は不明だ。しかし今後のミラー変更に向けてその視認性を確認していたか、もしくは内部に組み込んだ機器によってタイヤ温度を収集していたということも考えられる。

 この”ダブルミラー”を今後のセッションでも使い続けるのか否かは、現時点では不明である。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09 mirror
メルセデスの”ダブル”リヤビューミラー

Photo by: Giorgio Piola

次の F1 ニュース
ハミルトン、シルバーストンの新DRSゾーンは「無意味で危険なだけ」

前の記事

ハミルトン、シルバーストンの新DRSゾーンは「無意味で危険なだけ」

次の記事

クラッシュのミス認めたフェルスタッペン「ハードタイヤで攻めすぎた」

クラッシュのミス認めたフェルスタッペン「ハードタイヤで攻めすぎた」

この記事について

シリーズ F1
イベント イギリスGP
ロケーション シルバーストン
執筆者 Giorgio Piola
記事タイプ 速報ニュース