トロロッソ・ホンダ飛躍の原因はPUとマシン、ドライバーの”総合力”

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トロロッソ・ホンダ飛躍の原因はPUとマシン、ドライバーの”総合力”
執筆: Edd Straw
2018/04/11 0:25

トロロッソ・ホンダがバーレーンで見せた驚異の飛躍は、ホンダのパフォーマンス、マシンのアップグレード、ドライバーすべてが要因だという。

Pierre Gasly, Toro Rosso, celebrates 4th place with his team
Honda team members celebrate the 4th place of Pierre Gasly, Toro Rosso
Pierre Gasly, Toro Rosso, and Franz Tost, Team Principal, Toro Rosso, celebrate a 4th place finish
Pierre Gasly, Toro Rosso, celebrates 4th place with his team
Pierre Gasly, Toro Rosso, is congratulated on a good result by Helmut Markko, Consultant, Red Bull Racing
Pierre Gasly, Scuderia Toro Rosso STR13
Pierre Gasly, Scuderia Toro Rosso STR13
Kevin Magnussen, Haas F1 Team VF-18 sparks and Pierre Gasly, Scuderia Toro Rosso STR13
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13 Honda, Kevin Magnussen, Haas F1 Team VF-18 Ferrari
Brendon Hartley, Toro Rosso STR13 Honda
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13 Honda
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13 Honda
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13 Honda, Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13 Honda

 トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、チームがバーレーンGPで見せた大きな飛躍は、ホンダ製パワーユニット(PU)のパフォーマンスとマシンのアップグレード、そしてドライバーたちの力が組み合わさった結果だと語った。

 開幕戦のオーストラリアGPでは、予選Q1で敗退したトロロッソ。16番手だったブレンドン・ハートレーのタイムはポールポジションから3.368秒遅れ(ポールポジションタイムの104.150%)であり、ザウバーを上回るのがやっとだった。

 しかフロアの改良などのアップグレードを加えたバーレーンでは、予選でピエール・ガスリーがQ3に進出。そればかりか、トップ3チームに次ぐ6番手タイムをマークした。彼のタイムはポールポジションから1.371秒差(101.559%)だった。

「オーストラリアから良い飛躍を見せたが、実際はオーストラリアでの結果が実力以下だった」

 そうキーはmotorsport.comに語った。

「マシンがうまく機能していなかったので、マイナスの結果が出てしまった。だからおそらく、実際以上に大きな飛躍に見えるんだ」

「ここバーレーンではもっと良くなることが分かっていた。ドライバーのふたりもコースを知っていたし、マシンの空力アップデートもいくつか持ち込んだ。それはコンマ数秒の価値があるはずだ。しかし、このトラックに我々にとって望ましい特性がいくつかあったことも確かだ」

「オーストラリアでのレースから学び、我々はマシンのセットアップにかなりの変更を加えた」

 今季の中団争いが非常に僅差であることを考えれば、わずかな違いであってもチーム間の序列に影響を与えるのには十分だ。キーも中団争いについて「非常に僅差だ」と認めた。

「FP3では、9番手から15番手までコンマ3秒ほどだった。だから良い仕事ができなければ、かなり悲惨なことにもなりかねない」

「我々のマシンは、低速コーナーと高速コーナーのバランスが良くなっている。メルボルンと比べて(バーレーンは)様々なコーナーが組み合わさって出来ているのだ」

 バーレーンはパワーが重要なサーキットであることも良く知られており、PUの性能がタイムに寄与する割合も大きい。一方で4本あるストレートのうちロングストレートはメインストレートのみといってもよく、ストレートスピードというよりもコーナー出口でのトラクションが重要となってくる。キーはホンダPUのドライバビリティのおかげで、ルノーPUを使っていた昨年と比べて全体的に改善が見られたという。

「ホンダエンジンのドライバビリティは、我々にとってとてもポジティブなものだった。トラクションやコーナー出口での挙動など、全体的に昨年よりも良くなっている」

「その点が我々の強さにつながっている。そして同時に、ホンダのエンジンが昨年のように遠く離されてはいないということを示している」

「バーレーンは間違いなく、マシンの強みに全体的にマッチしたトラックだった。しかし、高速コーナーや中速コーナーがいくつかあるが、それがラップタイムに対して特に支配的であるわけではない」

 ドライバーのパフォーマンスもまた重要だった。ハートレーは2度ペナルティを科せられ合計40秒をロスしているが、ガスリーはマシンのペースを有効に活用できた。それにより、彼は予選でパフォーマンスを発揮し、レース序盤にケビン・マグヌッセン(ハース)の攻撃を防いでトラックポジションを守ることができた。

「我々の戦略は、レース序盤で彼がトラックポジションを守っていることを前提にしていた。前にいるマシンが離れていくことを知っていたため、フリーエア(前にマシンがいない状態)で走れることを想定していたんだ」

「我々は後ろとのギャップを築き、それに応じてレースを管理し、いつピットストップするかを決めることができた。これが、今回起きたことだ」

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この記事について

シリーズ F1
チーム トロロッソ
執筆者 Edd Straw
記事タイプ インタビュー