アルファタウリはガスリー主体のチームに?「レッドブルは簡単に手放さないはず」とトスト代表
アルファタウリのフランツ・トスト代表は、ライバルチームがピエール・ガスリー獲得に興味を示しても驚かないが、レッドブルがそう簡単に手放すとは思えないと語った。
Pierre Gasly, AlphaTauri
Andy Hone / Motorsport Images
2017年にトロロッソ(現アルファタウリ)からF1にデビューしたピエール・ガスリー。彼はレッドブル昇格、そしてトロロッソ降格を経験するなど紆余曲折を経ながらも、2020年のイタリアGPで初優勝を挙げるなど印象的な活躍を見せ、首脳陣から高い評価を勝ち取っている。
そんなガスリーのパフォーマンスをアルファタウリのフランツ・トスト代表も賞賛しているが、ガスリーはレッドブルのレギュラーシートを失ったアレクサンダー・アルボンの後任には選ばれず、2021年もアルファタウリで戦うこととなった。
これまで数多くの才能あるドライバーを輩出してきたレッドブル。ドライバーの出入りが激しいことでも知られているが、セバスチャン・ベッテルやカルロス・サインツJr.など、レッドブルファミリーを離れた後も成功を収めたドライバーは多い。
そういった背景もあり、トストは将来的に他チームがガスリーの獲得に乗り出しても不思議ではないと考えている。ただレッドブルがこれまでガスリーにしてきた多くの投資を考えると、彼を簡単に手放すようなことはないだろうと語った。
「ピエールのような競争力のあるドライバーがいれば、もちろん他のチームは契約の詳細について尋ねてくるだろう。彼らはドライバーがいつ獲得可能になるのか知りたがるんだ」
そうトストは言う。
「しかし彼はレッドブルと契約しているし、レッドブルが早い段階で彼をタダ同然で手放すようなことはないと私は思っている」
「レッドブルは彼を育てるために多くの資金を投資したので、遅かれ早かれ彼と良い結果を残して実った果実を収穫したいんだ。優勝したり、チャンピオンを獲ったりしてね。まあそのうち分かるさ」
ガスリーはイタリアGPで衝撃的な勝利を飾ったことで、アルファタウリのエース、チームリーダーとしての地位を確固たるものとした感がある。2021年にはルーキーの角田裕毅をチームメイトに迎えるため、ガスリーにはより一層チームの先頭に立つことが求められるだろう。
トストはガスリーがアルファタウリで結果を残してチームを引っ張ってきたことで、将来的に彼を中心にチームを形成していく、つまり彼のドライビングスタイルに合わせてマシンをデザインする可能性があると語った。
「彼は今や経験豊富なドライバーであり、成功を収めたドライバーだ」
「どんなチームにも方向性というものはあり、成功を収めたドライバーに集中するものだ」
「それは何を意味するのか? チームはそのドライバーの技術的なフィードバックに耳を傾けるし、もちろんその結果としてマシンのデザインにも影響を与える」
「このような言い方をすべきだろうか。デザイナーとエンジニアは、優れたドライバーからのあらゆる技術的フィードバックを考慮して、翌年のマシンをより良くしようとするものだ」
「それにより、マシンはそのドライバーのドライビングスタイルに合ったものとなる。そしてシンプルに速くなる。それは当然のことだよ」
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