メルセデス”黄金時代”は再来するのか? 新規則への準備状況は「2013年とは比べものにならない」
メルセデスのトト・ウルフ代表は2026年のレギュレーション変更を前にしたチームの心境は、2014年とは比べものにならないと語った。
Toto Wolff, Mercedes
写真:: Guido De Bortoli / LAT Images via Getty Images
メルセデスのチーム代表トト・ウルフは、2026年のF1改革に向けてライバルたちがどの程度準備を進めているかを判断するのは「非常に難しい」と認め、チームの雰囲気はメルセデスが圧倒的な強さを見せた2014年に向けた準備とは「比較にならない」と語った。
メルセデスは現在の体制下で2度の大きなルール変更を経験した。2014年にV6ターボエンジンにハイブリッドシステムが組み合わされたパワーユニット(PU)が導入されると、コンストラクターズタイトル8連覇を果たすほど圧倒的なアドバンテージを獲得したメルセデスだが、2022年に再びルールが変更されると、チームは混乱に陥った。
F1は2026年に大改革を控えている。マシンは小型軽量化され、前後ウイングにアクティブエアロが導入。PUの最大出力はエンジンと電気で50:50となる。
2025年シーズンで現行規則が終了するにあたり、ウルフ代表は2026年と2014年の準備状況を比較することは不可能だと語った。
「2014年になって、我々が最初にフルカーをダイノで走らせた時、すでに良い予感がしていた」
そうウルフはmotorsport.comを含むメディアに説明した。
「エンジンは他の人たちが使っていたモノよりも信頼性が高そうに見えた。そして言うまでもなく、テスト初日は誰もあまり周回を重ねられなかったが、我々は走った。2日目も同じだった」
「だから比較できるものではないと思う。それに例年よりもはるかに競争が激しくなっているという点も関係している」
Mercedes was “more cheerful than today” at the close of the 2013 season
Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images
ウルフ代表は、メルセデスが2013年シーズンをブラジルで終えた時(フェラーリにわずか6ポイント差でコンストラクターズランキング2位を獲得した時)は「今よりも陽気だった」と認めたが、チームは新シーズンに向けて「順調に進んでいる」と語った。
「予測するのはとても難しい。我々は達成可能な目標を立てているからね」
「しかし、それらの目標が十分に野心的なものだったか、優先順位が適切に設定されていたかは、未来が証明するだろう」
F1は1月26日からバルセロナで非公開テストを実施する。ウルフ代表の言う未来は急速に近づいている。メルセデスは2026年マシンの発表時期をまだ明らかにしていない一方、1月15日のイベントで発表を行なうのがレッドブルだ。
アブダビGP後に、ウルフ代表はシーズンが終わってほしくないと、ナーバスな様子を見せていた。
「正直言って辛い。今日初めて『サーキットに行きたくない』と思った朝だった」
「競争力のあるパワーユニットを搭載したマシンを完成させるため、あらゆる手段を尽くす」
しかしウルフ代表は、開幕戦オーストラリアGP時のチームの順位については予測を避け、チームの将来を予測する際に自分は「悲観的な人間」だと警告した。
F1を支配した後、2022年のレギュレーション変更で苦しんだ後はなおさらだ、とウルフ代表は付け加えたが、メルセデスはエンジン圧縮比で抜け穴を見つけたとのではないかという疑惑の当事者となっている。
この疑惑の行方も、メルセデスの未来を大きく左右するだろう。
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