友人同士が舌戦中? メルセデス代表がフェラーリ代表に反論「フレッドはよく感情的になるんだ……」
トト・ウルフは、「感情的な」人物であるフレデリック・バスールが自身の発言を正しく理解していないと指摘した。
2026年シーズンにおけるF1マシンのアップグレードを巡り、メルセデスのトト・ウルフ代表とフェラーリのフレデリック・バスール代表との間で言葉の応酬が続いている。
イギリスGPでも注目を集めているこのトピックの発端となったのは、オーストラリアGPでのウルフの発言。彼は予算制限(コストキャップ)がある中で断続的にアップデートを重ねるフェラーリに対して、驚きを示したのだ。
フェラーリは6月のバルセロナ-カタルニアGPで今季2度目となる大型アップグレードパッケージを投入。その結果、ルイス・ハミルトンが開幕からのメルセデスの連勝記録を止めることになった。
ウルフはレッドブルリンクで次のように語っていた。
「フェラーリがあれほど大規模なアップデートを次々に投入できることには少し驚いている」
「私の考えでは、彼らはそろそろコストキャップの予算を使い切るはずだ。なぜなら我々にはあんな真似ができないからだ」
「我々には彼らのように大量の新パーツを投入できるほど、コストキャップの余裕がない」
この発言は明らかにバスールの神経を逆なでしたようで、彼はイギリスGPの金曜日に反論した。バスールはウルフのコメントを、「フェラーリが何らかの不正行為をしているのではないか」と暗に疑うような文脈に感じたようだ。
バスールはこう語る。
「トトやメルセデスからそのような発言が出たのは、少し皮肉なものだね」
「レッドブルやメルセデスが開発を進めれば『天才的だ』と言われる。しかし我々が開発を進めれば『不正をしている』と言われる。少し落ち着いた方がいい」
「我々はレッドブルや他のチームより多くのパーツを持ち込んでいるわけではない。あれは冗談だったのかもしれないが……」
「もし我々がコストキャップを超過していると考えているなら、それは私にはそういう(不正を疑う)方向に聞こえる」
この発言については早速、土曜日の予選後にウルフに対して質問が投げかけられた。彼はSky Sportsに対し、バスールは感情的になりやすい人物なのだと語った。
「フレッドは非常に感情的なんだ」
「もし彼が見出しだけでなく私のコメント全体を読んでいれば、私が言ったのはあくまでひとつの見解であり、彼らがシーズン終盤までにどれだけアップデートを投入できるのか興味深いという話だったと分かったはずだ」
「ただ我々も感情的になることだってあるし、チームの成功に向けては情熱を注いでいるので、感情的な反応になることも理解できる。私は気にしていない」
また、「バスールは発言の文脈を違った形で捉えたのか」と問われると、ウルフはこう答えた。
「誤解されたのは分かっている」
「本当に何かを伝えたい時には、私はもっとはっきり言う。だが今回については、そういう意味で言ったわけではなかった」
この論戦が注目されるのは、単に今季トップチームの代表同士によるものだから……というわけではない。ウルフとバスールは長年にわたり親しい友人であることでも知られているからだ。
そのため、一層激しい舌戦に発展した場合は両者の関係に影響を与える可能性も指摘されているが、バスールはそれを否定しており、Sky Sports Germanyに対し「夏休みの間に話す時間はあるだろう」とコメントしている。
【PR】2026年のF1™を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。