メルセデスのウルフ代表、ラッセル車に起きたDRSトラブルを説明「すべてのシステムに影響があった」
メルセデスのトト・ウルフ代表が、ジョージ・ラッセルのマシンに起きたトラブルについて語った。
Toto Wolff, Mercedes
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1バーレーンGPを2位でフィニッシュした。様々なトラブルを抱える中でも、マクラーレンのランド・ノリスを抑えてのレースであり、チームのトト・ウルフ代表は、ラッセルの働きを賞賛した。
ラッセルはレース中、DRSゾーン以外で誤ってDRSを作動させてしまい、調査対象となった。最終的にはペナルティが科されることはなかったが、ウルフ代表はレース後、motorsport.comを含むいくつかのメディアの取材に対し、次のように説明した。
「ブレーキ・バイ・ワイヤが突然故障した。リセットするための設定を見つけるのに、しばらく時間がかかってしまった」
ウルフ代表はそう語った。
「しかし、我々はそれをやり遂げた。そして正直に言って、彼はノリスを真後ろに従えながら、システムのオン/オフをコントロールした。本当に信じられない走りだった」
「彼は素晴らしい仕事をした。その上で表彰台を獲得した。ソフトタイヤを長時間履いたことは、タイヤを労わる時と、必要に応じてアタックする時間を生み出すのにも役立った」
「たとえば市販車で言えば、パワーステアリングが故障したクルマを走らせながら、彼はそれを成し遂げたんだ。あるコーナーではパワステが効くのに、次のコーナーでは効かない……そんな状況を想像してみてほしい。あれは本当に、素晴らしいスキルだったよ」
ラッセルが失ったシステムはブレーキ・バイ・ワイヤ、GPS、オンボードシステム、DRS……そのいずれなのかと尋ねれると、ウルフ代表は「すべてだ」と語り、さらに次のように続けた。
「ダッシュボードには、我々が必要としていたモノがすべては揃っていなかったと思う。ダッシュボードの機能全体が失われてしまうのではないかとも懸念していた。もしそうなれば、ボタンも設定の操作も一切できなくなる。彼はシフトランプの点滅に集中していたが、そういう懸念は頭の片隅にあったはずだ。それでも、集中力が途切れることはなかった」
なおラッセルがDRSゾーン以外でDRSを作動させてしまったことについては、2018年にも同様のことが起きたとして、ペナルティが科されることはないだろうと、裁定が下る前にウルフは語っていた。
「2018年にも同じようなことが起きた」
「手動で操作し、誤って開いてしまったために、それ以上の措置が取られることがなかったという事例は過去にもある。今回のケースが同じような裁定になるかは分からないけどね」
「開いたり閉じたりしたんだ。でも、何のメリットもなかった。システムに不具合があったわけだから、大丈夫だと思っている」
「原因はまだ分かっていない。マシンの配線に不具合があったのかもしれないし、F1のシステムの不具合がきっかけで、マシンのシステムが暴走したのかもしれない」
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