F1 イタリアGP

オランダでの好走でレーシングブルズの信頼勝ち得た角田裕毅、モンツァでも代役参戦へ「あの時酷い結果なら、今週呼ばれなかったかも」

角田裕毅は、急遽の代役参戦ながらオランダGPで11位に入ったことで、チームからの信頼をさらに深められたように感じたという。

公開日時: 2026/09/04 4:05

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Yuki Tsunoda, Racing Bulls

写真:: Simon Galloway / LAT Images via Getty Images

 F1オランダGPにレーシングブルズから出走した角田裕毅は、レッドブルのアイザック・ハジャーが引き続き欠場することに伴い、イタリアGPにもエントリーすることになった。彼は引き続き“ルーキー”のような気分でレースに臨むが、それでもオランダでのパフォーマンスはポジティブだったと捉えている。

 今季、F1レギュラーシートを失った角田は、レッドブル陣営のリザーブドライバーとして不測の事態に備えて待機を続けていた。そんな折、ハジャーが手首を負傷したことにより、レーシングブルズのリアム・ローソンがハジャーの代役を務めることに。角田は空いたレーシングブルズのシートを埋める形でF1復帰の機会を得た。

 オランダGPで角田は、久々のF1出走、そして大きく様変わりした2026年規則のF1マシンに乗る初めての機会だったにもかかわらず、決勝を11位でフィニッシュ。入賞には届かなかったが、ブランクを感じさせない走りを見せた。

 この時点では、イタリアGPでも走るかどうか不透明だった角田。レースウィークの木曜日、F1公式のインタビューに応えた角田は、2戦連続でレースに出ることを知らされたのは水曜日だったと明かした。

「実は昨日でした」

「念のためシミュレータに入っていました。午後の途中までは本当に何も知らなくて、セッションの途中で聞いたんです。『OK、僕が走ることになるんだ。じゃあレースウィークと同じように、このままシミュレータの作業を続けよう』と思いました」

 そう語る角田。オランダで11位に入ったことはチームも評価しており、技術部門を率いるティム・ゴスも「角田は前回、素晴らしい適応力を見せてくれた」とコメントしているが、角田としてもザントフールトでの戦いを終えてチームからの信頼を得られた実感があるのだという。

「レース後のミーティングが終わった後には、『今シーズン頑張って。楽しかった』みたいなことを言ったんです。そうしたらアラン(パルメイン/チーム代表)が、『来週もまた君が必要になるかもしれないから、準備しておいてくれ』と言ってきました」

「あのレースを終えてから、彼からの信頼が少し深まったように感じました。もし僕が本当にひどい走りをしていたら、この世界では何が起こるか分からないので、今週呼ばれていなかったかもしれません。だから、すごくポジティブだったと思います」

 ザントフールトはエネルギーマネジメントが比較的容易なサーキットであったが、今週走るモンツァは全開率が非常に高く、電動パワーの比率が上がった今季のF1マシンでは電気エネルギーの回生・使用をうまくやりくりするのに難儀するだろう。シミュレータで予習をしてきた角田は「すごく変な感覚でした。『もっと速く走れる』と分かっているのに、そうしたらトータルのタイムが遅くなるからやってはいけない。僕にとっての最大のチャレンジになるでしょう」と語る。

 角田にとってはまだまだ学ぶべきことが多い状況だが、F1デビュー後の5シーズンで入賞ゼロと相性の良くないモンツァでいい結果を出したいと意気込んだ。

「オランダではルーキーのような感覚でレースに臨んで、できるだけ多くのことを学ぼうとしていました。スプリント形式だったので、時間も本当に限られていました」

「エネルギーデプロイメントのように、たくさん練習しなければいけないことがありますし、1周のアタックでも焦らずに走る必要があります。ルーキーのような気分ですし、すべてを学ぼうとしなければいけないし、チームから指示されたことをひとつも漏らさないようにしたいです」

「ここではいい結果を出したいです。今までここでは一度もうまくいったことがないんです。5年間で3回がリタイアで、その内2回はスタートすらできませんでした。でも、こうして出場するチャンスをもらえたので、今回は幸運に恵まれることを願っています」

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