角田裕毅、アメリカGPはF1デビュー以来ベストレース「次はFP1からペースアップしたい」
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅自身も、アメリカGPが自分にとってのF1でのベストレースだったと考えているようだ。
Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT02
Zak Mauger / Motorsport Images
先日行なわれたF1アメリカGPを、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は9位でフィニッシュした。このレースについて角田本人も、F1デビュー以来最高のレースができたと考えているようだ。
角田は予選を10位で通過し、決勝ではスタート直後に8番手までジャンプアップ。その後メルセデスのバルテリ・ボッタスには抜かれたものの、最終的にはメルセデス、レッドブル、マクラーレン、フェラーリのトップ4チーム8台に次ぐ9位でフィニッシュした。
ここ数戦、ポイントを獲得できない苦しいレースが続いてきた角田。しかし今回9位に入ったことで、シーズン後半初の入賞を手にすることになった。
「良い一歩だったと思います」
そう角田は語った。
「長いことポイントを獲ることができていませんでした。特にトルコから、良い進歩を遂げることができたと思います。トルコでは最終的に、大きなミスを犯してしまいました。でも今回はそれを改善して、マシンを無事にゴールまで運ぶことができたんです」
「僕はかなり一貫した走りができたと思います。難しい状況だったにも関わらず、今シーズン最高のレースになったと思います」
「多くの時間が必要なんだと思います。僕は学ばなければいけません。そして攻め続けて、より安定してポイントを獲得したいと思います」
前述の通りアメリカGPではスタートでポジションを上げることに成功した。シーズン序盤は、スタートでポジションを落とすことが多かった角田だが、それもF1に慣れるにつれ改善されてきたように思える。またレース中にはメルセデスのボッタスを抑えるシーンもあった。前戦トルコではボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンを8周に渡り抑えて込んでおり、その高いディフェンス力にも高い評価が集まっている。
「いつもだったら、僕は1周目にかなりのポジションを失ってしまっていました」
そう角田は語る。
「でも今回はいくつかポジションを上げることができました。他のレースに比べて少しアグレッシブに行きましたが大丈夫だったので、この形をこれからも続けていきたいと思います」
「残念ながらチームメイトがリタイアしてしまったので、チームのチャンピオンシップについて考えると、僕がポイントを獲得しなければいけませんでした。それができたのは満足しています。小さなポイントですけど、最終的には重要な意味を持つことだってありますから、成し遂げることができたことに満足しています」
「確かに、簡単なレースではありませんでした。高速区間ではアンダーステアがあり、リヤに苦しんでいました。最終的にはエンジニアとコンタクトを取り、スイッチをいじって回復を試みました。そして、なんとかチェッカーまで辿り着くことができました。エンジニアとドライバーのコミュニケーションという面でも、僕らはいい一歩を踏み出したと思います」
角田は今後のレースに向け、フリー走行1回目のペースを改善することを目指すと語る。
「FP1からペースアップする必要があると思います。今回はFP1で18番手、FP2でも16番手と、低調な初日になってしまいました。このことで、エンジニアやチームに疑問を抱かせてしまうことがあります」
「その結果、予選の戦略についても考えを巡らせる必要があります。特に次のレースからは、その部分を少し改善する必要があります。次からはそのことに集中したいと思います」
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