自らスコップ握り街を清掃。アルファタウリの角田裕毅、豪雨被害受けた”第2の故郷”ファエンツァの復興作業に尽力
アルファタウリの角田裕毅は、豪雨による洪水被害を受けたエミリア・ロマーニャの町で復興作業を手伝っている。
イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州では、5月に入ってからの度重なる豪雨により、州全域に渡り河川が氾濫するなどし、広範囲で洪水被害が発生した。スクーデリア・アルファタウリがファクトリーを構えるファエンツァの町も被災したが、所属ドライバーの角田裕毅は天候が回復した後、復興作業を手伝ったようだ。
エミリア・ロマーニャ州では、36時間の間に1年間の降水量の約半分が降り注いだ地域もあり、被害は深刻。ロイター通信によると37の市町村で洪水が発生し、9名の死亡が確認され、数千人が避難を強いられているという。
5月19日~21日に予定されていたF1第6戦エミリア・ロマーニャGPも、イモラ・サーキットの一部が冠水し、隣接するサンテルノ川にも氾濫の危険性があったことから、5月17日(水)に中止が宣言された。
エミリア・ロマーニャ州東部のラヴェンナ県にあるファエンツァも被災。アルファタウリは「ファクトリーは被害がなく、スタッフとその家族の安全を確保するために全力を尽くしている」と声明を発表したが、古き良きを残すイタリアの片田舎の街には、豪雨によって土砂が流れ込んだ。
角田はソーシャルメディアを通じて、次のように現地の状況を語っていた。
「恐ろしい夜の後、町は大きな被害を受けています」
「埃、泥、そしてガソリンの臭いが充満しています。現在、多くの人々が自宅から避難しているため、食料、特に寝床を探すことに苦労しています」
そしてその角田は、自ら泥だらけとなったファエンツァの復興作業を手伝っているようだ。ファエンツァでは、ジャージにハーフパンツという姿でスコップを持ち、チームスタッフと共に土砂を片付けている角田がいた。チームのSNS発信などを担うジョシュ・クルーズなどが、角田が清掃を行なうシーンをソーシャルメディア上に公開した。
2021年の6月頃からイタリアに拠点を移している角田としても、ファエンツァは馴染みの町。エミリア・ロマーニャGPの開催は中止となってしまったが、角田は”ドライバー・オブ・ザ・デイ”に値する貢献を見せている。
なお、被災したエミリア・ロマーニャへの支援の輪は広がっている。
エミリア・ロマーニャ州のモデナ県マラネロに本拠地を構えるフェラーリも被災者支援のために100万ユーロ(約1億5000万円)を寄付。アルファタウリをはじめF1コミュニティは、ファエンツァ自治体が設置した緊急洪水救援募金への協力を訴えている。
なお、ファエンツァでの募金方法は現時点で3つ。アプリ『Satispay』やPayER、IBANコードでの海外送金を通じた募金窓口が設定されている。
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