F1
角田裕毅、F1参戦4年目も“全戦全力投球”アプローチは変えず「寿命が縮んだように感じた」と吐露も笑い飛ばす
日本人ドライバーの角田裕毅は2024年でF1参戦4年目を迎えるが、彼が“良いシーズン”だったと振り返る2023年シーズンと同様に来季も全レースで「自分の100%の力を出し切る」アプローチは変えないと語った。
滑川 寛 田中 健一
公開日時: 2023/12/07 2:32
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角田裕毅は来る2024年に向けて、2023年シーズンと同様に全レースで「自分の100%の力を出し切る」アプローチを貫くと語った。
来季で角田はF1参戦4年目。スクーデリア・アルファタウリからチーム名称が変更されるイタリア・ファエンツァ籍のチームでF1キャリアを継続することとなる。
2023年シーズンの角田は一皮むけたと言っても過言ではないだろう。チームメイトがコロコロと変わる中でチームを牽引。シーズン序盤から、戦闘力不足のマシンながら入賞争いを展開した。
シーズン後半にかけてチームがマシンのパフォーマンスを改善すると、角田はシーズン終盤の5戦で3回入賞。アメリカGPでは初のファステストラップ、最終戦アブダビGPでは初のラップリードを記録した。そのアブダビでは好走がファンに評価されてドライバー・オブ・ザ・デイにも選ばれた。
右肩上がりで2023年シーズンを終えた角田。その好調の要因には、彼自身の内省が関係しているようだ。
角田はF1参戦2年目の2022年シーズンを振り返った際、「もっと力を振り絞れた」と思う瞬間があったという。そこから1戦1戦、100%の力を発揮することに焦点を置いたと語った。
全22戦で争われた2023年シーズンを終え、“全力投球”による疲労を吐露しつつも、このアプローチを続けるつもりだと語った。
来年3月に開幕する全24戦の2024年シーズンはどのような角田裕毅でありたいか? motorsport.comが角田に尋ねると彼は2023年を振り返りつつ、次のように答えた。
「今年は去年に比べていい方向にステップを踏み出すことができましたし、今やっていることが正しいからこそ成長できていると思います」
「このリズムを崩さず、もちろんオフシーズンも準備を欠かさず、同じ方向性を継続しながら、去年から今年に向けて大きく変えたアプローチを自分自身に浸透させて完成形に近づけたいです」
「またフィードバックやレースに必要な部分など、まだもう少しレース数が必要になる部分は積み重ね、今年以上に一貫性のある成績を出せればいいなと思っています」
Photo by: Motorsport.com / Japan
Yuki Tsunoda at the fan meeting in Sagamihara
角田の言うアプローチについて詳しい説明を求めると、彼は次のように続けた。
「気合いですね。簡単に言うと、毎レース悔いがないように自分の100%の力を出し切るということです」
「去年、シーズンを振り返った時にもう少し自分の力を振り絞れたという部分がありました。24レースで全て出し切るというのは簡単に思えますが、順位によっては難しかったり、3週連続のレースもあったりします。疲れながらも自分の100%、前週以上かそれと同等くらい発揮しなければいけないというのは難しいことです」
「だから、今年は寿命が短くなったように感じましたよ(笑)」
「結構、疲れがドッと来ました。逆に後悔はないですし、良いシーズンだったと心から思えたので、そういったことを繰り返していきたいと思います」
最終戦後のポストシーズンテストも既に終了し、角田は一時帰国。12月2日(土)には、特別講習会という形で“母校”でもあるホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRS)のスクール生とカート対決を実施し、翌日にはホンダ・レーシング・サンクスデー2023に参加した。
12月5日(火)には地元神奈川県・相模原市で角田裕毅応援団が主催するファンミーティングに登壇。短いシーズンオフの中でも忙しい日々を送っている。
そんな角田に、100%の力を注いだ2023年シーズンの疲れを癒すことができる時間はあるか? と訊くと角田は「12月中盤までは無いでしょうね」と答え、疲れを温泉で洗い流すつもりだと明かした。
「2週間くらいは休めると思います」
「1番は温泉ですね。温泉は日本人ならではというか……僕は小さい頃からお風呂に入る文化で育ってきましたが、海外に行くとシャワーですからね」
「お風呂入った時の疲れが取れるあの感覚は、日本にしかありません!」
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