入賞が”近くて遠い”角田裕毅、2戦連続の11位に悔しさ滲ませる「あと4周だったのに……」|F1サウジアラビアGP
アルファタウリの角田裕毅は、F1サウジアラビアGP決勝レースでの11位と入賞まであと一歩という結果に悔しさをあらわにしている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
ジェッダ市街地サーキットを舞台に開催されたF1サウジアラビアGP。アルファタウリの角田裕毅は決勝で11位と入賞を逃す結果となり、悔しさを滲ませている。
開幕戦バーレーンGPを11位で終えた角田は、コース特性が今季マシン『AT04』に比較的適していると言われるサウジアラビアGPに向けて期待を持って挑んだ。
16番グリッドから迎えた決勝レースでは、中団グループ勢の多くがスタートタイヤのミディアムタイヤを早々に諦めてハードタイヤに履き替える中、ペースの良い角田は第1スティントを引っ張り、レース18周目にセーフティーカーが出動したタイミングでピットに飛び込んだ。
これが功を奏し、角田は一気に8番手までポジションアップ。レース再開後はペースに勝るアルピーヌ2台に先行を許したものの、ケビン・マグヌッセン(ハース)の激しい攻撃を受けても、10番手の座を死守していた。
幾度となくマグヌッセンの追撃を凌いだ角田だったが、残り4周というところでターン1への進入でついに交わされてしまう。必死に食らいついていったが、マグヌッセンから2.6秒後方の11位でチェッカーを受けた。
オーバーテイクされた瞬間には思わず悔しさの叫びが漏れた角田。ポイントに届きそうで届かなかったサウジアラビアでの結果について、次のように振り返った。
「11位でレースを終えることになりました。残り4周で順位を落としたのは悔しいです」
「チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれましたし、全てが完璧でした。ミディアムタイヤでのペースも非常に強力で、予選と比較しても改善させることができました」
「チームと僕が成し遂げたことについては満足していますが、それと同時に、最終的にポイントに手が届かなかったことにはガッカリしています」
そして、気持ちをメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催される次戦オーストラリアGPへ向け、次こそはと意気込んだ。
「メルボルンにはアップデートを持ち込んで、より強くなって戻ってきます。僕らはそこで最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、既に次のレースに完全集中しています」
「中団グループ上位で戦えるよう、そしてコンスタントにポイントを獲得できるように、これからも努力を続けていきます」
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