角田に経験を積ませるため……アルファタウリ、イモラ”追加テスト”実施へ
アルファタウリ・ホンダは、今季F1デビューを果たす角田裕毅のために、旧型のF1マシンでイモラを走行する”追加テスト”を準備しているようだ。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
アルファタウリは、2021年シーズンに7年ぶりの日本人ドライバーとしてF1デビューを果たす角田裕毅のために、シーズン開幕前に追加のテストを実施することを計画しているようだ。このテストはイモラ・サーキットを舞台に、旧型のF1マシンを用いて行なわれることになると見られる。
今季のF1開幕前テストは、昨年から半減。バーレーンを舞台に、わずか3日間しか行なわれないことになっている。各チームの支出を削減するために、2020年マシンの基本的な部分を、2021年マシンに引き継ぐことが定められているからだ。
しかしテスト日数の削減は、チームを移籍するドライバーや、今季F1デビューを果たすドライバーにとっては非常に厳しいものだ。
アルファタウリは今季角田をF1デビューさせるが、motorsport.comの取材によれば、彼らは角田に少しでも走行経験を積ませるため、イモラで旧型のマシンを使った2回の事前テストを計画しているようだ。
1回目は1月27〜28日にかけて行なわれ、角田の走行距離を伸ばすために、旧型のマシンを走らせる予定だ。チームメイトのピエール・ガスリーも、ある程度の走行ができるかもしれない。
その後、2月23〜25日にも2回目のテストを実施するものと見られる。これには、2021年仕様のニューマシンを使ったフィルミングデー(プロモーション映像用素材の撮影日)が含まれる可能性がある。
今季の公式テストは、各チーム3日間に制限されているが、それ以外に最新マシンを走らせることができる”プロモーションイベント”を2日間実施することが許されていて、フィルミングデーもこの”プロモーションイベント”に含まれる。
これらの”プロモーションイベント”は1日の走行距離が100kmまでに制限されていて、使えるタイヤもレースで使うモノとは異なり”指定供給業者がこの目的のために特別に製造したタイヤ”と定められている。
なおバーレーンでの公式テストは、3月12〜14日にかけて開催される予定となっており、各チームが走行予定。その2週間後(3月28日決勝)に同地で今季のF1が開幕する。
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