F1 オーストリアGP
レッドブル地元戦で最下位の角田裕毅、コラピント撃墜の非を認める。より深刻なのはレースペース不足か「タイヤが溶けているみたい」
レッドブルの角田裕毅はF1オーストリアGP決勝で完走した中で最下位。他車との接触により科されたペナルティの責任を全面的に受け入れる一方で、ペース不足については答えを見いだせていないという。
滑川 寛 Filip Cleeren
公開日時: 2025/06/29 16:25
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Yuki Tsunoda, Red Bull Racing Team
写真:: Peter Fox
レッドブルの角田裕毅は、F1オーストリアGP決勝でペナルティもあり最下位に終わった。自身に下されたペナルティについては全面的な非を認める一方で、ペースの無さについては答えを見つけられていないようだ。
レッドブルにとって、まさにお膝元のレッドブルリンクで行なわれるオーストリアGPは、共同創設者ら重役も集う重要な地元戦。しかし角田は予選から悪い流れが始まり、またもQ1敗退。18番手から決勝レースを迎えることとなった。
全70周となった決勝でも角田は流れを掴めず、31周目にアルピーヌのフランコ・コラピントを追い抜く際に接触。コラピントをスピンに追い込んだことで10秒のタイムペナルティが科された。角田本人もフロントウイングにダメージを受け、緊急ピットインを余儀なくされた。
こうしたアクシデントもあり、角田は完走したドライバーの中で最下位となる16位でのフィニッシュとなった。
コラピントとの接触について角田は「明らかに僕のミスでした」と認めた。
「僕が置かれた状況では、かなり悪い動きだったと思います。こうした結末になり、チームに謝らなくてはいけません」
角田はそう振り返るのと同時に、レース中のペース不足を指摘。その原因が分からないと困惑した様子を見せた。
「ペース自体もかなり悪かったんです。正直なところ、何が完全に間違っているのか分かりませんが、僕の本来いるべきレベルとの差は大きいんです」と角田は続けた。
「何が問題を引き起こしているのか、その原因を見つけようと努力しています」
「データを見ても、エンジニアと比較しても、マックスとのドライビングスタイルの違いを見つけるのは本当に難しいんです。もしかしたら、また違った視点からの発見が必要なのかもしれません。ただ現時点では、原因を見つけることに苦労しています。いずれにせよ原因を見つける必要があるんですけどね」
オーストリアGPの決勝で角田には、新品タイヤでのスティント序盤のペースは良いものの、デグラデーション(性能劣化)が大きく後半にかけてタイムが大きく落ちるという傾向が見られた。角田としても「特に最初の数周は素晴らしい感覚」である一方で、「1周ごと、1コーナーごとにタイヤが溶けていく感じ」だったという。
角田はレッドブル昇格後9戦を終えて、新天地での獲得ポイントはわずか7点。レースでのタイヤマネジメントに苦労しているが、課題とされてきた予選ペースそのモノはグランプリを重ねるごとに改善できており、依然としてチームからのサポートを感じているという。
「1発のペースは、グランプリごとに良くなっています。それは良いことです。しかしレースになると、文字通りタイヤが全く持ちません」と角田は言う。
「分かりませんが、おそらく他の人より悪い状況だと思います。しかし僕が間違ったことをしているんでしょう。原因を見つける必要があります。レースになると本当に厳しくなります」
「ただただグリップがありません。今回のグランプリで1発のペースが問題なかったのはポジティブです。ただ、レースペースがどうなっているのかが分かりません」
そしてチームからのサポート体制は万全か? と尋ねられた角田は「イエス」とだけ答えた。
なお角田のチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、決勝1周目にメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリの追突を受けてリタイア。地元戦を無得点で後にすることとなった。
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