F1カナダGP、新型コロナ影響で2年連続中止に。代替としてトルコGP開催が決定
F1は2021年6月に開催予定だったカナダGPの中止を決定。その代替として、トルコのイスタンブールパークでグランプリを開催することを発表した。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
F1は4月28日に、今年6月11〜13日に予定されていたカナダGPの開催中止を発表。その代替として、トルコGPを開催することを明らかにした。
F1カナダGPは昨年も新型コロナウイルス感染拡大の影響によって中止となっていたため、グランプリは2年連続で中止されることになった。4月半ばから今季のカナダGP開催は難しいという見方が出ており、当時は話し合いを継続中であるとされていたが、最終的に2年連続の中止という形となった。
今回の開催中止に関して、F1はその理由を『カナダでは国際的な渡航規制が継続されており、F1は14日間の検疫義務期間を受けずに入国することが不可能となった』ためだと、声明で述べている。
2020年、そして2021年と連続でF1開催中止に追い込まれたカナダ。F1との開催契約は当初2029年までのものだったが、今回の発表の中では、その契約期間を2年間延長し2031年までとすることで合意したことも明らかにされている。
なお中止となったカナダGPの代替には、トルコGPが選ばれた。トルコGPは昨シーズンのカレンダー再編の中で2011年以来の復活を遂げていたが、今年もイスタンブールパークでグランプリが開催される運びとなった。
「今シーズン、カナダでグランプリを開催できないことは残念だ。ただ我々は昨年の素晴らしいレースを経て、2021年にトルコでグランプリを開催できることが決まり、興奮している」
F1CEOのステファノ・ドメニカリはそう語り、さらに次のように続けた。
「ファンの方々はドラマチックなシーズンの始まりにワクワクしていると思うが、トルコもコース上で素晴らしいバトルをもたらしてくれる、素晴らしいサーキットだ」
「カナダGPのプロモーター、当局のここ数週間の努力に感謝したい。しかし渡航状況によって、我々のプランは不可能なものとなった」
「同じようにF1レース招致を快く引き受けてくれたトルコのプロモーターと当局にも感謝したい。これはF1に対する関心の深さや、多くの国がグランプリ開催を望んでいることを示しているものだ」
「我々は今年に入って以降、他の全てのプロモーターと良好な話し合いを行なっており、今季も彼らと密接な取り組みを続けていくつもりだ」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments