F1 イタリアGP

フェルスタッペン、イタリアGPの1周目にメルセデス2台と立て続けに接触していた。ラッセルはフロントウイングにダメージの痛手

イタリアGPの1周目にマックス・フェルスタッペンはメルセデスの2台とそれぞれ接触。特にジョージ・ラッセルにとってはそれが痛手となった。

Alex Kalinauckas

Alex Kalinauckas

公開日時: 2024/09/03 10:16

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Sir Lewis Hamilton, Mercedes F1 W15, leads Max Verstappen, Red Bull Racing RB20

 F1イタリアGPの1周目、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はメルセデスのふたりとそれぞれ別件の接触に関与していた。

 フェルスタッペンはこのレースで、7番グリッドからスタート。メルセデス勢はその前におり、ラッセルが3番グリッド、ハミルトンが6番グリッドにいた。しかしラッセルはスタート直後の第1シケインでロックアップし、エスケープロードを通ることになり順位を落とした。ラッセル曰く、前を走るオスカー・ピアストリ(マクラーレン)のブレーキングポイントに対応しきれなかったことがロックアップの原因だという。

 そして一方のハミルトンはターン1にかけてカルロス・サインツJr.(フェラーリ)と軽微な接触があったが事なきを得て、シケインをショートカットしてきたラッセルをフェルスタッペンらと共にかわしながら、第2シケインに向かっていた。

 様々なオンボード映像を分析した結果、第2シケインへのブレーキングではフェルスタッペンの鼻先とハミルトンの右リヤが並んでいたことが分かる。そしてハミルトンはコーナーのエイペックスに近付くにつれて、若干右側、つまりフェルスタッペンの方に動いている。フェルスタッペンはアウト側に幅寄せされるような格好となり、ターンインの際に2台は軽く接触した。

 接触直後、ハミルトンは「マックスに当てられた……右リヤだ」と反応。一方のフェルスタッペンも「ルイスが1車身空けていなかった」と不満を口にした。

 実はシケインを立ち上がる際にも、もう一件接触が起きていた。立ち上がりで失速したフェルスタッペンのリヤと、その後ろを走っていたラッセルのフロントが並ぶ形となったが、フェルスタッペンの取った立ち上がりのラインからアウト側にいたラッセルの行き場がなくなってしまい、接触したのだ。

 これにより、ラッセルのフロントウイング右側のエンドプレードが破損してしまった。エンドプレートの壊れたラッセルのマシンは中継映像でも捉えられていたが、その裏にはこういったインシデントがあったのだ。ラッセルは当初、無線で「ピアストリがブレーキングゾーンで僕の前を横切った」とだけ訴えていたが、1周目終了時にはチームにフロントウイングをチェックするよう求めている。

 一方フェルスタッペンは、レッドブルに対して「少し接触したと思うから、左リヤタイヤをチェックしてくれ」と要求。ただレースは問題なく続行できる状況で、これはハミルトンも同様であった。

 しかしラッセルはそうもいかなかった。フロントウイングのダメージにより「かなりのパフォーマンスを失った」といい、12周目にタイヤとフロントウイングを交換するためピットインするまでに、セルジオ・ペレス(レッドブル)にも追い抜かれてしまっていた。

 ラッセルは最終的にペレスを逆転することには成功したものの、フェルスタッペンには1.8秒届かず7位でレースを終えた。一方でハミルトンはフェルスタッペンを下して5位だった。

 レース後、ハミルトンのドライビングに満足しているかと尋ねられたフェルスタッペンはこう答えた。

「おそらく1周目は、前のクルマに集中していて、ミラーも見ていない」

 ハミルトンとフェルスタッペンの接触は、同じく第2シケインでのマクラーレン同士の争いや、序盤に起きたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)とRB勢との接触などの影に隠れて、あまりフィーチャーされていなかった。

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリング担当ディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、ラッセルはフェルスタッペンと接触してダメージを受けたことで、「早期かつ長時間のピットストップを強いられた」と説明。もしピットのタイミングを遅らせて1ストップ作戦が実行できていれば、フェルスタッペンの前でフィニッシュできたかもしれないと話している。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ホンダ、アストンマーティン、アラムコ、バルボリンが強力タッグ。F1新時代に向けて技術協力協定を締結

次の記事 ザウバー/アウディの来季F1シート争い、ボッタスが優勢か「ある程度進展があった」対抗馬はマクラーレン育成の若手

More from

Alex Kalinauckas



雨のF1開幕戦で浮き彫りとなった、エンジニアとのコンビネーションの重要性。ストロールの6位がそれを物語っている!

F1

F1

オーストラリアGP

2025/03/20

雨のF1開幕戦で浮き彫りとなった、エンジニアとのコンビネーションの重要性。ストロールの6位がそれを物語っている!



大荒れのF1開幕戦制したノリス、マクラーレン勝利の秘訣は“ミスからの学び”にアリ「僕らは何度も失敗してきた」

F1

F1

オーストラリアGP

2025/03/16

大荒れのF1開幕戦制したノリス、マクラーレン勝利の秘訣は“ミスからの学び”にアリ「僕らは何度も失敗してきた」



フロントロウ独占のマクラーレン、”パパイヤ・ルール”はなし? ノリス「ぶつからない限りバトルは自由」

F1

F1

オーストラリアGP

2025/03/15

フロントロウ独占のマクラーレン、”パパイヤ・ルール”はなし? ノリス「ぶつからない限りバトルは自由」

More from

ジョージ ラッセル



ここで乗らなきゃいつ乗るんだ! ラッセル、2020年メルセデス代役で文字通り無理を通した過去明かす

F1

F1

オランダGP

2 日前

ここで乗らなきゃいつ乗るんだ! ラッセル、2020年メルセデス代役で文字通り無理を通した過去明かす



ジョージ・ラッセルが婚約を発表。チームメイトのアントネッリも祝福のメッセージ

F1

F1

8 日前

ジョージ・ラッセルが婚約を発表。チームメイトのアントネッリも祝福のメッセージ



デイモン・ヒル証言。現在のラッセルの状況は、自身の1996年に似ている「でも僕はビルヌーブに勝った! 頑張れジョージ」

F1

F1

Hungaroring Pirelli test

14 日前

デイモン・ヒル証言。現在のラッセルの状況は、自身の1996年に似ている「でも僕はビルヌーブに勝った! 頑張れジョージ」

More from

メルセデス



ライバルの伸びは“恐ろしい”とメルセデス……しかし「我々には伸びしろが残っている」と自信も

F1

F1

オランダGP

2 時間前

ライバルの伸びは“恐ろしい”とメルセデス……しかし「我々には伸びしろが残っている」と自信も



アントネッリ大躍進のカギは? ルーキーシーズンの”学び”とメルセデスの管理が実を結ぶ

F1

F1

6 日前

アントネッリ大躍進のカギは? ルーキーシーズンの”学び”とメルセデスの管理が実を結ぶ



メルセデス、後半戦に大型アップグレードの“弾”を持っている? 投入時期を慎重に検討中「予算的には良い状況にある」

F1

F1

ベルギーGP

12 日前

メルセデス、後半戦に大型アップグレードの“弾”を持っている? 投入時期を慎重に検討中「予算的には良い状況にある」

最新ニュース



アレクサンダー・アルボン、ウイリアムズとの契約を2027年まで延長「僕たちの物語はまだ終わっていない」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 2 時間前

オランダGP

アレクサンダー・アルボン、ウイリアムズとの契約を2027年まで延長「僕たちの物語はまだ終わっていない」



ライバルの伸びは“恐ろしい”とメルセデス……しかし「我々には伸びしろが残っている」と自信も

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 2 時間前

オランダGP

ライバルの伸びは“恐ろしい”とメルセデス……しかし「我々には伸びしろが残っている」と自信も



【コラム】F1はこの先、どこへ向かっていくべきなのか? V8回帰なのか、それともさらなる技術革新を目指すのか……重要な選択が迫っている

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 15 時間前

【コラム】F1はこの先、どこへ向かっていくべきなのか? V8回帰なのか、それともさらなる技術革新を目指すのか……重要な選択が迫っている



ホンダF1、新PU投入のオランダGPは重要な一戦に「私たちにとっては待ち望んでいた機会」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 15 時間前

オランダGP

ホンダF1、新PU投入のオランダGPは重要な一戦に「私たちにとっては待ち望んでいた機会」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録