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F1イギリスGP、開催に希望の光! イギリス首相、F1関係者の検疫免除を検討か

イギリスのボリス・ジョンソン首相は、F1からのロビー活動に対応するため、スポーツ関係者の検疫免除について検討するよう指示したようだ。

New Track surface on the start/ finish straight

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 イギリスが6月8日から入国者に2週間の検疫を求める規制を実施すると発表したことで、開催が危ぶまれることとなったF1イギリスGP。しかし、政府の判断により状況が好転する可能性がある。

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 5月25日(月)のタイムズ紙の記事によると、イギリスのボリス・ジョンソン首相はF1の計画通り、2レースをシルバーストン・サーキットで実施することを希望しているようだ。関係者によると、この問題が先週の閣議で議論され、検疫免除に向けたプロセスが開始されたという。

 F1は、1950年に世界選手権として最初のレースを実施したシルバーストンでレースを開催することの重要性を政府に訴え、F1関係者を検疫の免除対象とするように訴えた。政府は、イギリスのモータースポーツ産業を守ることを理由に、検疫免除を正当化できるはずだ。

 イギリスの新たな検疫措置は、6月8日に発効する予定となっており、現段階で検疫免除の対象となっているのは物流を担うトラック運転手や、新型コロナウイルスに直接対処する医療従事者など、エッセンシャルワーカー(生活必須職従事者)に限られている。

 政府は並行してスポーツの再開を奨励しているものの、国際的なスポーツに関係する人々は検疫の免除対象にはなっていない。スポーツ関係者の検疫を免除することで、他の業界や企業からも検疫を解除するように圧力を受ける可能性があることを政府は懸念しているようだ。

 しかしながらこの措置は、3週間ごとに見直しがなされる予定であり、6月29日ごろに規制が緩和される可能性が残っている。

 入国規制が緩和されれば、フェラーリやアルファロメオ、アルファタウリだけでなく、サポートレースに参加するイギリス外に拠点を置くチームがはるかにスムーズに入国できるようになるだけでなく、イギリスのチームも他のレースに向けて出入国しやすくなる。

 F1の広報担当は、motorsport.comに解決策が見つかることを期待していると語った。

「我々は今シーズンを安全に再開するために、政府と建設的な努力をしている。そして、そうした議論は継続中だ」

 F1は楽観的な姿勢を保っているが、6月下旬に検疫措置の免除が決定したとしても、当初開催が検討されていた7月26日と8月2日にシルバーストンでレースを実施するのは難しいだろう。そのため、その時期にはハンガリーやドイツでレースをすることが検討されている。

 検疫免除が早まれば、7月26日にレースが開催できる可能性もあるが、シルバーストンのマネージングディレクターであるスチュアート・プリングルは、8月後半の開催にも対応できるとしている。

 

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