F1南アフリカGP、早ければ2026年に復活? 政府が10年単位でのカレンダー入り目指し主催者の入札募集実施

南アフリカは近い将来のF1グランプリ開催に向けて動き出しており、政府は2026年か2027年の復活を目指し主催者の入札募集を行なっている。

Ayrton Senna, McLaren MP4-8, leads Alain Prost, Williams FW15C, and Michael Schumacher, Benetton B193A

写真:: LAT Images

 南アフリカ政府はF1グランプリ復活を目指しており、スポーツ・芸術・文化省(DCAS)は、1月17日に2026年または2027年からのグランプリ開催の可能性に言及した文書を公開し、主催者の入札を実施している。

 1993年の南アフリカGPがキャラミ・サーキットで開催されて以降、F1サーカスはアフリカ大陸を訪れておらず、フォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)は常々、世界選手権としてアフリカ大陸でのF1開催を目指してきた。

 2024年12月には、その年のFIA年間表彰式を主催したルワンダが正式にグランプリ誘致を目指す旨が発表され、F1のステファノ・ドメニカリCEOも既にルワンダの代表者と会合を行なった。

 その前には、キャラミでの南アフリカGPを復活させるという計画が進められ、2023年や2024年にも念願が叶うかと思われたが、交渉が決裂。契約期間を満了する前にイベントが崩壊する可能性があったことや、南アフリカが政治的に有効な関係を維持するロシアへの武器提供疑惑が浮上したことも原因のひとつだった。

 しかし今回、DCASは10年単位でのF1カレンダー入りという計画を想定。グランプリ主催者を募る文書には、次のように記された。

「選ばれたプロモーターは、卓越したワールドクラスのスポーツおよびエンターテインメントイベントを組織するために必要な専門知識と政府のサポートを有している必要がある」

「プロモーターは、大規模なイベントの開催、そのようなイベントのための持続可能なビジネスモデルの開発、チケット販売、スポンサーシップ、ホスピタリティにおける商業的機会の開拓において経験を示す必要がある。さらに、F1の厳しい要件を満たすだけでなく、それを上回るグランプリの全体的なビジョンを示さなければならない」

 南アフリカGPの開催候補地は、キャラミのような既存施設も選択肢のひとつと見られているが、政府は全長4.5km〜5.5kmという制限を設けつつも、都市型であれ伝統的なモノであれ、新しいサーキット設置を提案する開発事業者も募っている。全てのプロジェクトで、サーキットは少なくとも1kmの直線(または下り坂区間)を含むことが求められ、設計者は「(予定地を平坦にするのではなく)自然の勾配変化を取り入れる」必要があるとしている。

 また同時に、南アフリカGPの開催候補サーキットは1日あたり12万5000人の観客を収容できるキャパシティを有する必要があり、「主要都市または認知された“魅力的な目的地”から、複数の交通手段で30分以内の距離にある必要がある」と強調された。

 南アフリカGP主催者の入札は1月末に締め切られ、モータースポーツ界、メディア界、法曹界から選ばれた12人の委員によって審査されることとなる。

 近年、アメリカを中心にF1人気が世界的な高まりを見せ、ヨーロッパでの伝統的なグランプリが例年開催を諦めざるを得ないという事態になっている。タイや韓国、日本・大阪といったアジアからもさらなるF1誘致に向けた動きもある……その中でアフリカでのグランプリ復活が実現するのか、今後も目が離せない。

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Fabien Gaillard
F1
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