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ルノー”スペックC”パワーユニットは、モンツァで0.3秒の効果?

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ルノー”スペックC”パワーユニットは、モンツァで0.3秒の効果?
執筆:
2018/08/30 3:02

ルノーのアップグレード版のパワーユニット”スペックC”は、モンツァ1周あたり0.3秒程度の前進を実現する性能だと信じているが、今週末のイタリアGPにはワークスチームは投入しないという。

 ルノーは現在”スペックB”のパワーユニット(PU)を使っている。同社はすでに”スペックC”のPUを完成させているが、まだ信頼性に懸念があるとし、実戦導入には至っていない。

 しかし、レッドブルのダニエル・リカルドは、今週末にこのスペックCを投入する見込みだ。なぜなら、リカルドはこれまでにPUのトラブルに見舞われており、グリッド降格ペナルティと信頼性のリスクを受け入れつつ、新型のPU投入を決めたようだ。

 ルノーのエンジンテクニカルディレクターであるレミ・タファン曰く、ルノーのワークスチームとマクラーレンは、アップグレード版のパワーユニットを投入しない予定だという。

「スペックCは、現在のスペックBの進化版である」

 そうタファンは説明する。

「これははるかにパワフルなものだ」

「一方で、現在のPUと同程度の信頼性を確保できていない可能性があるため、チームによって異なる選択肢がある」

「使用する燃料にもよるが、モンツァのようなサーキットの予選では、1周あたり0.3秒ほどの効果がある。これは大きな前進だ」

 タファンは、レッドブルが新型PUを投入した理由について「チャンピオンシップ上で後ろからのプレッシャーを心配することなく、パフォーマンスを重視できるポジションにいるため」だと語った。

 レッドブルは現在コンストラクターズランキングで3番手につけているが、前を行くメルセデスとフェラーリには大きな差をつけられている。その一方で4番手以下も大きく離れる、単独のポジションにいる。一方でルノーはハースと熾烈なランキング4位争いを続けており、マクラーレンもランキング6位を維持するのが厳しくなってきた状況にある。つまり、ルノーとマクラーレンには、信頼性の問題による取りこぼしは許されないのだ。

 タファン曰く、ルノーはニコ・ヒュルケンベルグに、新しいスペックBのPUを投入する予定だという。ヒュルケンベルグは、ベルギーGPスタート直後の事故の責任を問われ、既に10グリッド降格が決まっている。またチームメイトのカルロス・サインツJr.は、ベルギーGPで新しいスペックBを投入したばかりだ。

「我々は、走行距離の少ないPUを持っている。そして予選では我々が今持っている最もアグレッシブなモードを使い、最大限に活用することができるのだ」

 またタファンは、レッドブルとマクラーレンが、アップデートされたMGU-Kをまだ使っていない理由についても語った。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ハンガリーGPで旧型のMGU-Kのトラブルに見舞われたが、それでも新型を投入していない。

「ルノーは、カスタマー2チームによって使われたバージョンから、その信頼性を強化した進化版を開発した」

 そうタファンは語る。

「現時点では、ルノーだけがこのバージョンを使っている。マクラーレンとレッドブルは、その統合のために、必要な変更を加えたくなかったのだ」

「信頼性のリスクを負うことを、彼らは選んだのだ」

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この記事について

シリーズ F1
チーム ルノーF1チーム
執筆者 Scott Mitchell