ハイブリッドは捨てて、V8エンジンに戻って欲しい……F1新規則への懸念高まる中フェルスタッペンが“理想のマシン”を語る

マックス・フェルスタッペンは、2026年のF1新規則の方向性について懸念される中、自身が考えるF1マシンのあるべき姿について語った。

Pole man Max Verstappen, Red Bull Racing, arrives in Parc Ferme after Qualifying

 2021年、2022年のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2026年からのF1新規則に疑問を呈しているひとりだ。そんな彼が、自分自身が理想とするパッケージについて言及した。

 パワーユニットの電動比率が大幅増となるなど、大きな変革となる新規則パッケージを既にレッドブルのシミュレータで体感したフェルスタッペンだが、その印象はあまり良いものではなかった様子。例えば、より多くの電力を扱うことになる新規則下のマシンは、バッテリーに充電するためにストレート走行中にシフトダウンを強いられる可能性があると言われているが、フェルスタッペンはこういった兆候がレースに悪影響を及ぼすと語っていた。

 イギリスGPを前にこのことについて尋ねられたフェルスタッペンは、ハイブリッドではないピュアな内燃エンジンに戻り、軽くてホイールの小さいマシンになることがシリーズにとって前進に繋がると私見を語った。

「この(現行)マシンはもちろん、相当速い」

 フェルスタッペンはそう語る。

「2020年と2021年のマシンは楽しめた。機敏なマシンで楽しかったんだけど、同時にとても重かったのも確かだ」

「僕ならハイブリッドシステムは絶対に降ろす。V8エンジン時代を振り返ると、そのスムーズさに驚かされる。トップスピードは今より遅いと思うけど、エンジンのトルクなんかは全然良いんだ」

「全てのプロセス……例えばシフトチェンジもスムーズだ。今よりもかなり自然なんだ」

 フェルスタッペンはエンジン以外にも、車両の重量という面でも対処すべきことがあると考えている。安全面を考えれば、かつてのような500kg台に戻すことは不可能でも、もう少し軽くしたいと感じているのだ。

「もちろん、安全基準は改善されていく必要がある。だからこそ、シャシーをより頑丈にするためにマシンは重くなっているんだしね。そういった部分が大きい」

「500kgとか550kgに戻すのは無理だとしても、今は重すぎる。そこは検討の余地がある」

「タイヤに関しても、こういう大きいタイヤだと、コーナーのエイペックスがよく見えない。僕は小さいタイヤの方が楽しいから好きだね」

 またフェルスタッペンは、追い抜きの際にDRSに頼らざるを得ないのは現行マシンのストレートでの空気抵抗が小さいからであり、よりドラッギー(空気抵抗の多い)なマシンを望むと語る。

「変えたいことがいくつかある」とフェルスタッペン。

「マシンをもっとドラッギーにしたい。そうするとDRSにそれほど頼らなくてもいい」

「2026年のマシンはまた一段とドラッグが減りそうだ。それでは追い越しも難しくなるだろう」

 2026年型のF1マシンがストレートでのシフトダウンが必要になるかもしれないとシミュレータで確認したフェルスタッペン。そういったドライビングが求められるのは「正しくない」と改めて強調した。

「そんな風に走らせないといけないなんて、正しいとは思えない」

「ブレーキングの時もほとんど全開なんだ。とても変な感覚になると思う」

「かつてのブロウンディフューザーの時みたいに、ほとんど全開でいけるようになる。これは奇妙なことだ。多くのことが複雑になりすぎているし、エンジンの面で見直しが必要だと思う」

 
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