2026年のF1は、開発競争のシーズンに。フェラーリ代表「開幕戦で1位だろうが、10位だろうが関係ない」
フェラーリのフレデリック・バスール代表は、2026年の開幕戦オーストラリアGPの結果は、シーズン残りの状況を決定づけるものではないと語った。
Dino Beganovic, Scuderia Ferrari
写真:: Sam Bagnall / Sutton Images via Getty Images
フェラーリのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールは、2026年シーズンのF1はチームが新しい規則に慣れていくにつれてシーズン中に急速な進歩が見られると予想。開幕戦オーストラリアGPの結果から、勢力図は変わっていくと考えている。
シャシーとパワーユニットの両面で大きな変化がある2026年のF1レギュレーション。F1史上最大の変革であり、フェラーリにとっては2008年以降遠ざかっているタイトル獲得のチャンスでもある。
フェラーリは2026年に備え、4月の時点で2025年のマシン開発を停止。ただその代償は大きく、2025年は未勝利。コンストラクターズランキングも2024年の2位から、4位まで転落することになった。
バスール代表は、イタリアのメディアやファンからの強いプレッシャーに耐え抜き、2025年を戦い切ったが、2026年に向けた期待に幻想を抱いているわけではないようだ。
また彼は、新レギュレーションにおいてチームには開発すべきパフォーマンスの差別化要因が非常に多く、成功への道はメルボルンの初戦での序列ではなく、シーズン中の改善にあると強調した。
「2026年はシーズン序盤の序列がどうこうというわけではないし、オーストラリアの順位だけが全てではない。重要なのは、いかに早く成長できるかだ」
そうバスールは警告した。
「オーストラリアでシーズンが終わるわけではない。そこで1位であろうと10位であろうと関係ない。最後まで長い道のりが続く。誰にとっても長い道のりになるだろう」
2025年の選択が報われるかと問われると、バスール代表は「全く分からない」と答えた。
「我々のスポーツは比較されるものだ。良い仕事をしても、もし誰かがもっと良い仕事をしたら、自分が愚か者に見えるだろう。我々は限界に挑戦し、ベストを尽くそうとしている。そして、プロジェクトに費やす時間が長ければ長いほど、より良い結果が出るのは間違いない」
「でもマクラーレン、レッドブル、アルピーヌが前にいるかどうかは分からない。誰にも分からない。最も重要なのは、ライバルが前にいるのか後ろにいるのか理解しようと時間を費やさないことだと思う」
ドライバーのシャルル・ルクレールは、自身とチームが共にチャンピオンシップを争うには、新時代を迎える「今しかない」と考えている。バスール代表は、フェラーリがレベルアップしなければならないという点で、ルクレールと同じような切迫感を抱いているのだろうか?
「いや、切迫感はない。だが、彼が2位の時と6位の時でセッションに満足しているかと聞かれると、確かにシャルルとは違う」
「しかしその後の木曜日に、彼に『チームで何をしたいのか?』と尋ねたら、アプローチはいつも同じだと思う。たとえトップだったとしても、より良い結果を出そうとするのは常に建設的なことだ。エンジン、ギヤボックス、エアロ、セットアップ、シミュレータなど、パフォーマンスに関するすべての柱でより良い仕事をしようとしている」
「朝目覚めた時に、『ああ、我々は良い仕事ができていない。プッシュしなければ』と思うチームはひとつだけではないだろう。マックス(フェルスタッペン)はチームを限界までプッシュしているし、ランド(ノリス)もチームを限界までプッシュしている。シャルルとルイスがクルマとすべてにとても満足していたら、私は絶望していただろう! 私にとっては何よりもポジティブなことなんだ」
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