ルクレールはF1王者の器か。アルファロメオ代表「自己批判の精神は重要」
アルファロメオF1のフレデリック・バスール代表は、シャルル・ルクレールが持つ自信と自己批判をする性格が、F1王者となる上で役立つと語った。
Charles Leclerc, Ferrari, 1st position, arrives on the podium
Joe Portlock / Motorsport Images
2018年にザウバー(現アルファロメオ)からF1デビューを果たしたシャルル・ルクレールは、F1フル参戦2年目にしてフェラーリのドライバーに昇格。2勝・7ポールポジションを記録した。そしてチームメイトで4度のチャンピオン経験者であるセバスチャン・ベッテルを上回り、ランキング4位を獲得したのだ。
一方で、ルクレールはいくつか手痛いミスを犯してもいる。アゼルバイジャンGPでは、ポールポジション獲得の有力候補だったものの、予選中にクラッシュを喫してしまった。また雨のドイツGPでは上位走行中にクラッシュを喫している。
ルクレールはこれらのミスを自分の責任だと認め深く反省していたが、かつて彼が所属していたザウバー(現アルファロメオ)のチーム代表であるフレデリック・バスールは、ルクレールのこうした性格がチャンピオンとなるにあたって役立つと考えている。
「それがシャルルの特徴のひとつだ。だがチャンピオンのうち多くは、マシンの中では自分にとても自信を持っているものだ。だからこそ、時にとんでもないことを成し遂げることができるんだ」
そうバスールは語った。
「そして自信を持っているからこそ、マシンを降りた時に自分自身を批判し、責めることができるんだ。ポテンシャルがあることは分かっていて、『OK、今日はドライブが悪かった』と言えるんだ」
「そして、そんなことを言えるのはチャンピオン(になれるドライバー)だけだ。他のドライバーよりも優れており、自分自身を責めることができる。『このセッションは忘れよう。ドライブがひどかった』と思える」
「それはチームにとっても良いことだ。そうでなくては、チームを間違った方向に導く可能性がある」
また、かつてチームに所属していたルクレールの成功を、喜んでいるとバスールは認めた。
「私は彼が素晴らしいシーズンを送ったことが嬉しい。もしかしたら、(ルクレールがマシントラブルで優勝を逃した)バーレーンやいくつかのレースがなかった方がもう少し良かったのかもしれないが、彼は素晴らしい仕事をした」
「彼は予選で信じられないほどのペースを発揮した。これは非常に印象的だ。彼は、私が見守っている唯一のドライバーだ」
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