F1年間22戦は多すぎる……フェルスタッペン「メカニックが辞めちゃうよ!」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2020年のF1カレンダーが22戦に拡大されたことに疑問を呈し、メカニックの退職が続出するのではないかと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2020年のF1は、史上最多の22戦で行われる予定だ。ドイツGPがカレンダーから外れたものの、オランダGPが復活し新たにベトナムGPが開催されることから、2019年の21戦から1レース増えることになった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にとっては、来季から母国GPがカレンダーに加わることになったが、サーキットで長時間を過ごす必要があるチームスタッフのことを心配しているようだ。
「僕は年間22レースには賛成じゃない」と、フェルスタッペンは語った。
「僕はカレンダーの中から、ベストなところを選ぶべきだと思う。彼ら(F1)がお金を稼ぎたいと考えているのは分かっているが、彼らはサーキットで”拘束”されるメカニックのことも考えなくちゃいけない」
「彼らは月曜日か火曜日にはサーキットに着き、いろんな準備を始めるんだ。対して、F1の”ビッグ・ボス”たちは土曜日にサーキットに着くんだろう。土曜日の朝に着いて、決勝中に飛行機で自宅に帰ることさえある」
「彼らにとっては問題ではないんだ。年間30戦だって簡単にできるだろう。なぜなら、彼らは(1レースにつき)3日間しか自宅を離れていないからだ」
「でもほとんどの人たちにとっては、少なくとも5日か6日を費やすことになるんだ。僕は自分たちの状況について文句を言っているわけではない。問題はメカニックたちの状況なんだ。もっとレースが増えたら、彼らはすぐに”退職願”を出すだろう」
レーシングポイントのセルジオ・ペレスも、フェルスタッペンと同様の意見を持っているようだ。
「多くの活動があるんだ。僕たちはレースを愛している。でもレース以外にシミュレーターでの作業やスポンサーのイベントもあり、体調を整えたりする必要がある。色々なことがあって……限界を超えてしまう」
「メカニックに関してもそうだ。彼らは月曜日からサーキットにいる。時には火曜日までサーキットに残っていることもあるんだ。チームで働くスタッフは、すでに非常にかなり高い割合でサーキットにいる」
ペレスは、自分が子どもを持つ親であることから、スケジュールがより忙しくなるのは厳しいと認めた。
「ああ、家族から縁を切られないかどうか確かめてみないと! 僕はF1が年間19戦だった頃から戦っている。その時点でもレース数は多かったんだ。僕が言ったようにドライバーの仕事はたくさんあるけど、ヨーロッパの一部のレースは木曜日にサーキット入りできる」
「僕はメカニックやエンジニアの方が心配だ。彼らもかなり心配していると思う」
「彼らが社会的な生活を送ることができないのではないかと思う。もしかしたらクルーを2倍に増やして、作業を分担するなどの対策をする必要があるかもしれない」
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