地元ティフォシのブーイング、フェルスタッペン意に介さず「今日が台無しにされるようなことはない」
F1イタリアGPで勝利したマックス・フェルスタッペンは、地元ファンからブーイングを浴びせられたが、そのことを全く気にしていないという。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
モンツァ・サーキットで開催されたF1イタリアGPは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。地元フェラーリのファンからはブーイングが浴びせられたものの、彼は意に介していない。
フェルスタッペンは今回パワーユニットのコンポーネント交換を実施したため、グリッド降格ペナルティが発生。決勝レースは7番手からのスタートとなっていた。
地元フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションからスタートする中、フェルスタッペンは1周目からポジションをジャンプアップしていった。
ルクレールがフェルスタッペンの追い上げを受けて2ストップ戦略へ進む一方で、フェルスタッペンは1ストップを選択。ただフェルスタッペンがペースで秀でていることは明らかであり、ルクレールに迫られることは無かった。
しかしレース終盤、ダニエル・リカルド(マクラーレン)がコース上にマシンを止めたことによるセーフティカー出動が発生し、ルクレールにはチャンスが発生した。しかしレース再開が間に合わずSC先導でのフィニッシュとなり、フェルスタッペンが優勝を果たした。
”ラストバトル”無しで終わった今回のレースに対しては、モンツァに集まったファンからはブーイングも発生した。フェルスタッペンはこのブーイングがルクレールが勝利を争うチャンスを奪われたと感じたティフォシ(フェラーリの熱狂的ファン)からのモノだと考えているが、だからといって自身の勝利に影を落とすようなことはないと、気にしていない様子を見せた。
「まあ、ブーイングなどについては色々言われているけど、結局のところ僕は勝つためにレースをしているわけだし、今日はそれを達成したんだ」
フェルスタッペンはそう語る。
Fans flood the circuit in celebration at the end of the race
Photo by: Glenn Dunbar / Motorsport Images
「もちろん、他のチームのとても熱心なファンにとっては、受け入れられない人もいる。それは仕方ないことだ」
「ブーイングが僕の1日を台無しにするようなことはない。この瞬間を楽しんでいるよ」
なおルクレールはブーイングに関して、どのドライバーであろうと浴びせることは止めるべきだと考えを語っている。
「ブーイングが好きな人なんていないと思うし、あってはならないことだと思う」と、ルクレールは言う。
「それから発煙筒だけど、個人的にはフォーメーションラップやグリッドに付く前なら良いと思う。でもレース中に使われると、ちょっと混乱が起こることもある。(今回は)チェッカー後に使われていたけど、あまり気にならない程度だった」
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