圧巻の猛追劇を見せたフェルスタッペン、レース終盤はPUをセーブ

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圧巻の猛追劇を見せたフェルスタッペン、レース終盤はPUをセーブ
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2018/10/01 3:14

フェルスタッペンはロシアGPのレース終盤、新しいタイヤを履いてペースを上げることはせず、シーズン残りのレースに向けてPUを温存していたという。

 ロシアGPを19番手からスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、序盤から圧巻のオーバーテイクショーをみせ5番手まで挽回。レース終盤にピットストップをした後は、闇雲にペースを上げることはせず、パワーユニット(PU)の温存に徹していたという。

 レッドブルはイタリアGPからスペックCと呼ばれるルノーのPUを使用していたが、ロシアでスペックBにバージョンダウンすることを決断。新たにスペックBのPUコンポーネントを導入することになったため、グリッド降格ペナルティを受けてしまった。

 ダニエル・リカルドが18番手、フェルスタッペンが19番手からソフトタイヤを装着しレースに臨んだものの、最終的にフェルスタッペンが5位、リカルドが6位と”定位置”まで挽回。特にフェルスタッペンは3周目には10番手、8周目には5番手に浮上してみせる怒涛の猛追劇を展開した。

 メルセデスやフェラーリとは真逆のタイヤ戦略だったフェルスタッペンは、残り12周の時点までソフトタイヤでロングラン。その後ピットでウルトラソフトタイヤに履き替えた。

 その時点で、4番手を走るキミ・ライコネンとの差は15秒弱。ライコネンがすでに25周以上を走行したソフトタイヤを履いていたことを考えると、フェルスタッペンが全力でプッシュしてなんとかライコネンの尻尾を捕まえられるかという距離関係だったと言える。

 しかしレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーはレース後、チームは5位でレースを終えることを決断し、フェルスタッペンはPUに過度な負荷を与えないようにしていたと明かした。

「彼がピットストップしなければならなかったのは、本当に残念だ! でも、それは義務だからね」と、ホーナーはフェルスタッペンの第1スティントについて、『Sky』に語った。

「(ソフトタイヤ以外の)タイヤコンパウンドは非常に脆弱だったので、我々はできる限りピットストップを遅らせようとしていた。でも(ピットストップの前)すでに、彼らは団子状態になり始めていた」

「ピットストップをした時点でキミの後ろになったが、彼を追い越すには余りにも遠かった。だから、なぜ我々がここでペナルティを受けたのかを考え、今後のレースのためにPUをセーブした」

 ホーナーは、もしグリッド降格ペナルティを受けなければ、メルセデスやフェラーリと戦えるほどのマシンを持っていたことを、フェルスタッペンがレース序盤で見せた素晴らしい走りが証明していると述べた。

「今週末は本当に競争力のあるレースカーを持っていたと思う」

「我々は(メルセデスやフェラーリとの争いに)混じっていただろうし、当然レースの序盤から自分たちのペースで走ることができただろう」

「今回、マシンはタイヤと非常に良く合っていた。我々のソフトタイヤにはブリスターが発生する兆候は全くなかったし、通常のグリッドポジションからスタート出来ていれば素晴らしかったはずだ」

「しかし我々は良い結果を得ることができたし、残り5レースに向けて2基のエンジンを持っている」

「我々が想像していた以上に競争力があった。予選では、フェラーリを捉えることもできたかもしれない」

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シリーズ F1
ロケーション ソチ・アウトドローモ
ドライバー マックス フェルスタッペン 発売中
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース