フェルスタッペン、ハミルトンとの”心理戦”は懸念せず「やるべきことに集中する」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンとのタイトル争いを通じて敬意が保たれると考えており、心理戦に悩まされるとは考えていないという。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1第5戦モナコGPで今季2勝目を挙げ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に4ポイント差をつけて自身初となるF1ドライバーズランキング首位に立った。
ハミルトンとフェルスタッペンは、今シーズンここまでの5レースのうち4レースでホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げているが、コース上ではお互いを尊重し合い、インシデントを回避している。
しかし、ふたりのタイトル争いは徐々にヒートアップしてきているのは間違いなく、マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンはふたりがスタート直後に接触するのは時間の問題だとコメント。これを受けて、モナコGPを前にハミルトンとフェルスタッペンはお互いに軽く口撃し合った。
モナコGPのレース後にも、フェルスタッペンは「行動は言葉よりも雄弁だ」と述べ、ハミルトンを揶揄するかのような発言をしていた。ハミルトンはこれに対し、心理戦は「子供じみている」と話し、フェルスタッペンとコース外でやりとりをしたいとは思っていないと述べた。
ハミルトンとの戦いで展開される心理戦の準備をしているかと聞かれたフェルスタッペンは、アゼルバイジャンGPの木曜記者会見で次のように語った。
「もし心理戦が起こっても、正直なところ、僕はそれに悩まされることはないだろう」
「ルイスはレース後、そういったことはしたくないと言っていたと思う。だから、とにかくコース上でやるべきことに集中するしかないし、それがベストでもあると思う」
「ここ(記者会見)で何を言おうと、結局のところレース後やレース前にも少し感情的になることがあるよね。また、質問のされ方によっても変わることがある」
「だから大丈夫だ。ルイスと僕は、お互いに本当に尊敬し合っているし、それはとても重要なことだと思うんだ」
ハミルトンはモナコGPで7位と苦戦したが、フェルスタッペンはメルセデスが通常のサーキットでレッドブルから遅れるとは思っておらず、メルセデスがアドバンテージを持っていると話した。
「通常のサーキットでは、彼らがまだ前にいると思う」とフェルスタッペンは付け加えた。
「でも今季の僕たちは、他のシーズンに比べて素晴らしいスタートを切ったと思うんだ。この状態を維持し、改善し続けなければいけない。常に新しいパーツをマシンに取り入れ、改善していく必要がある。そうすれば、とても良い結果が得られると思う」
「今のところ、チャンピオンシップをリードしていることはもちろんとてもポジティブなことだ」
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