ライバルは誰なんだ? フェルスタッペン、熾烈な”2番手”争いに困惑。レッドブル代表は混戦を歓迎
マックス・フェルスタッペンは、レースごとにレッドブルに次ぐ”2番手チーム”が変動するのは「非常に混乱する」と話す一方、チームのクリスチャン・ホーナー代表は、それによって楽ができていると考えている。
レッドブルは、F1イギリスGPでマックス・フェルスタッペンが優勝したことにより、開幕10連勝を達成した。しかしレッドブルに次ぐ2番手チームはレースごとに変動しているのが現状であり、フェルスタッペンは”混乱”しているという。
今季これまでは、アストンマーチンやフェラーリ、メルセデスが2番手争いを繰り広げていたが、イギリスGPではそれにマクラーレンが加わった。コースの特性やアップデートの進捗とその効果、そして戦略によって週末ごとにそういったチームの競争力にかなりのバラつきが生まれているのだ。
現在、コンストラクターズランキングで2番手につけているのはメルセデスであり、22ポイント差でアストンマーチンがそれに続いている。ただ、定期的にレッドブルに次ぐ速さを見せるチームはひとつもない。
レッドブルから見ればこの状況は、倒すべきライバルが定まらないということを意味する。フェルスタッペンはこの点で非常に混乱しているようだ。
「僕としてはとても混乱しているよ。毎週末(2番手チームが)誰になるか分からないんだからね」
「その争いがとても僅差だからだと思う。コースに合わせてクルマをより上手く機能させられたチームが前に出るんだ」
「だから僕から見て、ハンガリー(次戦)で何が起こるのか、誰が速いのか、それが2番手なのか最速なのか、正直わからない」
「これまでのところ安定しているのは、毎週末、僕らがトップに立っているように見えることだ。もちろん、それが僕たちにとって最も重要なことだ」
「ハンガリーは全く別の週末だ。僕たちはそこでクルマにアップデートを施す予定で、それが上手く機能することを願っている」
一方でレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2番手争いが激しくなり、潰しあっていることで自分たちのチームに集中することができるため、戦いやすくなっているという。
「それによって多くの点で楽になる。自分たちのことだけに集中できるんだ。毎週末、相手が変わるんだからね」
「どのように勢力図が動いているのかを見るのは興味深いし、タイヤによっても敏感に変動するんだ」
「今週末(イギリスGP)には別の構造を持った別のタイヤが投入された。それも少しは影響しているだろう」
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