フェルスタッペン「不快だ」と、メルセデスの帽子を燃やした”オレンジ色”のファンを非難
F1ハンガリーGPの際、ファンがメルセデスのチームグッズを燃やす動画がソーシャルメディアに投稿されたが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはこれについて「不快だ」と非難した。
写真:: FIA Pool
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスの帽子を燃やす動画がSNS上に公開されたことについて「不快だ」と語り、そうした一連の行為を非難した。
先日行なわれたF1ハンガリーGPの週末に、オレンジ色のフェルスタッペン応援グッズを着用していると思われるファンが、黒いメルセデスの帽子を燃やしているシーンを映した動画が、SNS上に公開された。
これと同じようなことは、オースリアGPの際にもみられた。このオーストリアでの一件を受け、F1はセキュリティを強化。ファンによる誹謗中傷を撲滅すべく「Drive It Out(叩き出せ)」と名付けられたキャンペーンをスタートさせた。
しかしこのキャンペーンはまだ功を奏しておらず、前述の通りハンガリーでも同じような行為が繰り返された。フェルスタッペンはハンガリーGPを勝った後、メルセデスの帽子を燃やす行為を映した動画について「もちろん受け入れられない」と語った。
「その行為には絶対に同意できないよ。それはただただ嫌なことだからだ」
そうフェルスタッペンは語った。
「基本的には、ファンの大半はたくさん歓声を上げてくれていたと思う。レース中も、表彰台の全てのドライバーに対してもね。本来そうあるべきだと思うよ」
「商品を燃やすビデオ……それは非常に不快なモノだと思う」
なお2021年、フェルスタッペンはメルセデスのルイス・ハミルトンと激しいタイトル争いを繰り広げたが、この時にもソーシャルメディア上で、ファン同士の誹謗中傷が見られた。
その影響は今年も続いていて、7月のイギリスGPの際には、予選でフェルスタッペンがスピンを喫した際に観客席から歓声が上がった。さらにセッション後のインタビューでも、フェルスタッペンにはブーイングが浴びせられた。フェルスタッペンはこれを気にする様子もなくインタビューに応じたが、ハミルトンはファンに対してブーイングを止めるよう呼びかけ、『僕らはもっと優れたことができると思う』と語った。
その1週間後のオーストリアGPには、5万人以上のオランダ人ファンがサーキットに詰めかけたが、ハミルトンが予選でクラッシュした際にはやはり歓声が上がった。さらにオーストリアでは、虐待的な行為やいやがらせなども横行していたという。これに対してドライバーやチームは危機感を募らせ、冒頭の「Drive It Out」キャンペーンが立ち上げられたわけだ。
このキャンペーンは、誹謗中傷などの迷惑行為全てを非難した、全ドライバーが登場するビデオの公開でスタート。サーキットに詰めかけた全てのファンが安全に観戦できるよう、F1や全てのレースのプロモーターとも話し合いが行なわれていく予定だ。
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