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「グリップがない!」予選Q3で一転不調のフェルスタッペン、困惑隠さず。レースに向け改善急務

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1サウジアラビアGP予選Q3で直面したグリップ不足に困惑しており、「別のタイヤでドライブしているようだった」とそのフィーリングを語っている。

Max Verstappen, Red Bull Racing

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1第2戦サウジアラビアGPの予選で4番手タイム。チームメイトのセルジオ・ペレスとフェラーリ勢には後れを取る形となった。

 フェルスタッペンは予選Q1とQ2を2番手と4番手タイムで通過。ユーズドのソフトタイヤでのパフォーマンスから、ポールポジションを決するQ3での走りに向けて、有望だと感じられていた。

 しかしQ3最初のアタックで彼は8番手。改善を狙っていったものの、4番手タイムで予選を終えることになった。

 フェルスタッペンは予選アタックに挑むまえに、2周のウォームアップラップを用意。Q3でも同様の準備を経て走行に臨んでいた。しかしQ3では理想的なパフォーマンスを引き出すことができなかったことに、彼は戸惑いを覚えている。

「Q1とQ2はとても良かった」と、フェルスタッペンは言う。

「どのラップも、赤旗後でもだ。ユーズドで出ていって、すごく良い感じだった。だからQ3へはかなり良い気分で進んでいた」

「でも(Q3で)最初のタイヤセットで出てみると、グリップがなかった。まるで違うタイヤを履いていたみたいに感じられた」

「同じ準備をしているのに、どのコーナーでもコンマ1秒、2秒を失っていた。何かが間違っていたのか、本当にわからない」

「気温もコースも冷えて改善していたんだ。でも僕には遅くなっているようにしか感じられなかった。だからかなり奇妙な事態だ」

 ただフェルスタッペンはチームメイトのポールポジション獲得がRB18のペースを示してると感じており、勝利という目標へ向けて”絶望的”ではないとも付け加えた。

 彼は特にRB18の最高速が優れていることから、高速コースであるジェッダ市街地コースでのレースに向けて助けになると考えている。

「(Q3での苦戦は)かなり妙だったから、調査することになる。でもチェコ(ペレスの愛称)がポールポジションを獲得して、マシンのポテンシャルを示しているから、世界の終わりというわけじゃない」

「彼のPP獲得は良かったと思う。彼はそれに値するよ。だから明日のことを考えよう」

「僕らは良い感じだと思うし、トップスピードも良いモノがある。明日はそれを活かせればと思っている」

 
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