ホンダのF1活動終了を”予期”していたフェルスタッペン「最後のレースまでプッシュ続ける」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ホンダがF1参戦終了を決断したことを予期しており、あまり驚かなかったと語った。
Max Verstappen, Red Bull Racing
Steven Tee / Motorsport Images
2015年からパワーユニット(PU)のマニュファクチャラーとしてF1に参戦してきたホンダは、2021年限りでF1での活動を終了すると発表した。これにより、パートナーのレッドブルとアルファタウリは新たなエンジンサプライヤーを探すことになった。
しかしマックス・フェルスタッペンは、ホンダが自分とレッドブルにF1活動終了を正式に通達する前から、ホンダがF1に留まるつもりがないのではないかと感じていたと語った。
F1第11戦アイフェルGPを前に、フェルスタッペンは「僕はそうなると感じていたんだ」と話した。
「もちろん、そんなところを見せないのは当然だけど、僕は発表の少し前から(ホンダの撤退を)知っていた。残念なことだけど、彼らの立場を考えると理解できる」
フェルスタッペンは、今年1月にレッドブルとの契約を2023年まで延長した。ホンダがF1からの撤退を検討・決定したのはその後だが、フェルスタッペンはホンダの参戦継続が保証されているわけではないと認識していたという。
「間違いなく、僕が契約にサインした後にそうなったんだ」
「でも、彼らは(レッドブルと)長い契約を結んでいたわけではないから、こういったことが起きることを予想していてもおかしくはない」
「確実なことはないんだ。それはチームに関しても同じ。つまりチームと契約を結んだとしても、5年後に何が起きているかは誰にも分からないよね?」
「だからそういうものだ。正直に言って、そうなると感じていた。世界全体の状況も間違いなく助けにならなかった」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ホンダが2022年用のPUデザインを1年前倒しで投入すると知らされた9月の時点で、ホンダとの将来に危機感を感じ始めたと明かした。
「ホンダから2022年シーズンのエンジンを2021年に前倒ししたいとの連絡を受けた」
そうホーナーはレッドブルのコラムで記した。
「当時は良い兆候とも悪い兆候とも受け取れたが、我々は何度も話し合い、彼らがF1からの撤退の意向を明らかにした時には何の驚きもなかった」
「ホンダはレッドブルに対し、自分たちがどんなことをしてきたのか、礼儀正しくオープンに説明してくれた。我々に時間をくれた」
フェルスタッペンは、ホンダの撤退によりレッドブルの長期的な計画が宙に浮いたままになっているとしながらも、ホンダと共に勝利を目指すという短期的な目標には影響はないと話した。
「残念だけど、彼らを理解しなければいけない。僕たちはただプッシュし続けるだけだ。それは彼らも言っていたことだよ」
「もちろん彼らは撤退するわけだけど、それは今じゃない。僕たちは素晴らしい関係を築いているから、一緒に仕事を続けるだけだ。彼らと一緒に仕事をするのは本当に楽しいんだ」
「今年の残りのレース、僕たちは前進を続ける。新しいエンジンが導入される来年もそうだ。それを楽しみにして、最後のレースまでプッシュし、良い形で終わりを迎えたい」
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