FIAとフェラーリの“和解”への抗議は続く。フェルスタッペン“公平なF1”を望む
マックス・フェルスタッペンは、FIAとフェラーリの和解騒動について抗議を続けているレッドブルは、公平なF1を望んでいると語った。
写真:: John Toscano / Motorsport Images
2019年シーズンのF1では、フェラーリのパワーユニット(PU)の合法性についての疑惑が持ち上がり、議論を呼んだ。しかし最終的にFIAとフェラーリが秘密の“和解”をしたことで、それに不満を持ったフェラーリPUを搭載しない7チームが共同声明を発表する事態に発展した。
彼らはさらに追加で文書を作成し、これらの問題が違った方法で処理されるべきだとして、和解に至るまでの詳細を開示することを求めた。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、フェラーリの不正疑惑が明るみに出たアメリカGPのレース後に、「彼らは不正をしていた」といった旨の発言をし、怒りをあらわにした。
2020年の開幕戦オーストラリアGPを前にして、フェルスタッペンは改めてこの件についてコメント。レッドブルがフェラーリとFIAに回答を求めるのは、全てのチームが公平に扱われていることを確かめたいからだと語った。
「まあ、それはチームに任せるよ。もちろん、公平な戦いの場が整えられていることは誰にとっても重要だ。僕たちが望んでいるのはそれだけだし、それ以上言えることはないよ」
一連の騒動を踏まえて、FIAを信頼できるかという質問が飛ぶと、フェルスタッペンはこう返した。
「そうだね……彼らは過去には、正しい選択をしてきたと思う。7チームとFIAの争いがどういった結論に至るのか見てみるしかないね」
前述のように、フェラーリとFIAの和解騒動について抗議しているのは、フェラーリPUを搭載しない7チーム(メルセデス、レーシングポイント、ウイリアムズ、ルノー、マクラーレン、レッドブル、アルファタウリ)である。彼らは開幕戦の決勝まで、FIA会長のジャン・トッドに対し何らかの回答をするよう求めていた。
イギリスのデイリー・メール紙は3月11日(水)に、トッドの回答の一部を抜粋する形で明らかにした。
報告書にはこう記されている。
「3つの選択肢が存在した。その件に白黒はっきりつける、法廷闘争に持ち込む、そして和解を目指す……それらの決定はFIA会長に委ねられ、FIAの司法および懲戒規則に従うことになる」
「FIA会長は、この件に対処する最善の方法について同意を得るために、他の主要なFIA役員とF1のCEOに情報を提供し、相談した」
「FIA会長はまた、FIAの技術、司法、財務における各チーム、そして経験豊富な外部の弁護士からの助言を受けた」
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