フェルスタッペン、ハミルトンからの批判に「若手を責めるのは簡単」
フェルスタッペンは、接触したハミルトンからの非難について、若手ドライバーを責めるのは"シンプルで簡単な"ことであると語った。

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、接触したルイス・ハミルトン(メルセデス)からの非難について、若手ドライバーを責めるのは"シンプルで簡単な"ことであると語った。
フェルスタッペンはバーレーンGPのレース開始直後にハミルトンと接触し、左リヤタイヤをパンクさせ、リタイアを喫した。レース後、ハミルトンはそのフェルスタッペンを"愚か者"だと批判した。
しかしフェルスタッペンは自分の行為が間違ったものではなかったと断言し、ハミルトンが痛烈に批判したのは、自分のF1での経験が浅かったためだと示唆している。
中国GPの木曜日、フェルスタッペンは、ハミルトンがなぜあのような発言を行なったと考えているかと訊かれると次のように語った。
「なぜかって? 若いドライバーを責めるのはいたってシンプルで簡単だからね。それが僕の見解だ」
「僕が言ったようなことがそのまま起こった。それが何かを変える理由にはならない」
フェルスタッペンはバーレーンGP以降、ハミルトンと会話していないが、中国GPのレースウィークの間に話しかけることを示唆した。
しかしフェルスタッペンは、最終的にリタイアすることとなったインシデントが起きても、自分のレースへのアプローチを変更することはないと語った。
「今回は彼と話してみるかもしれない」
「その重要度によると思うけど、でもそれが僕の何かが変わるとは思わない」
「僕のアプローチは間違ったものではなかったと思う。僕はマシンをオーバーテイクしようとしていたし、フェアなチャンスがあった。僕はそれを掴みたかった」
「昨年のメキシコGPでの出来事は、僕や他のマシンにとって間違った行動を取っていた可能性があった。それがレースだ。とてもシンプルなことだ。誰もが話題を一番大きく取り上げるのが不思議でならない」
ルノーの不幸
フェルスタッペンは、バーレーンGPの予選Q2でルノー製パワーユニットが原因不明の問題を引き起こしたことで、クラッシュを喫した。さらに彼のチームメイトであるダニエル・リカルドは、エナジーストアの問題でバーレーンGP決勝をリタイアした。
ルノーは、シーズン前にパワーユニットの信頼性の向上に取り組んできたが、ここにきて再びルノー製パワーユニットの信頼性について疑いの目が向けられている。
しかしフェルスタッペンは、ルノーがこの問題を対処するべく全力をあげていると語った。
「昨年のカナダや、今季のオフシーズンテストでもダニエルのマシンは僕と同じようなトラブルを抱えていた」
「その原因について調査を行うけど、何ができるだろうか? それはルノーが行うべきことであり、彼らは実際に懸命に働いている」
「最高のパワーユニットを提供するべく最善を尽くしてくれているんだ。問題が再び起ころうともあまり心配し過ぎるべきじゃないし、もし起こったとしてももう防ぐことはできないしね」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ルイス ハミルトン , マックス フェルスタッペン |
チーム | メルセデス , レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Jonathan Noble |