F1 イギリスGP
フェルスタッペン、雨のイギリスGPに翻弄され5位。攻めたセットアップ判断が追い打ちも「ペースが無いのが心配」
レッドブルはローダウンフォース仕様のセットアップが雨のシルバーストンで弊害をもたらし、5位となったマックス・フェルスタッペンは予想以上に「ひどい」レースだったと振り返った。

Filip Cleeren
公開日時: 2025/07/07 3:12
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Oscar Piastri, McLaren, Max Verstappen, Red Bull Racing
写真:: Sam Bagnall / Sutton Images via Getty Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、雨のF1イギリスGPでローダウンフォース仕様の2025年マシンRB21に手を焼き、想像以上に「ひどい」レースを強いられたと振り返った。
レッドブルはイギリスGP初日のフリー走行2回目で2種類のリヤウイングを試し、アンダーステアを解消するために、ローダウンフォースのリヤウイングを選択した。これが功を奏し、最高速の伸びも相まって、フェルスタッペンは予選でマクラーレン勢を抑えてポールポジションを獲得した。
しかし雨が降ったり止んだりと難しいコンディションになった決勝レースでは、この選択が裏目に出ることとなり、4度のF1チャンピオンであるフェルスタッペンですらトリッキーな路面でマシンをコースにとどめておくことすら難しいという状況。マクラーレン勢にペースでついていくことができず首位を失い、セーフティカー再開時にはスピンを喫した。
幸いフェルスタッペンはクラッシュこそ免れたが、10番手まで転落。終盤にアルピーヌのピエール・ガスリーやアストンマーティンのランス・ストロールなどを交わして5位まで挽回できたものの、ウエット路面では中団グループから抜け出すことに苦しんだ。
フェルスタッペンは天候の変化から難しいレースになることが分かっていたという。ただ、その難しさは予想以上だったようだ。
「簡単じゃないよ。僕らのペースは最初から良くなかった」とフェルスタッペンはViaplayに語った。
「オーバーステアにアンダーステア……言ってみればステアリングにしがみついていると言う状況で、そうじゃなければさらにひどいことになっていたはずだ」
「もちろん、リスタートではスピンを喫した。それからはトラフィックの中を走ることになったけど、周りのドライバーよりもペースがなかった。それが僕のペースで、良い状況ではなかった」
Max Verstappen, Red Bull Racing, Esteban Ocon, Haas F1 Team
Photo by: Zak Mauger / LAT Images via Getty Images
「その原因のひとつはウイングの(ダウンフォース)レベルだけど、全体的にグリップの低いコンディションではかなり悪かった。ひどいレースだったよ」
またリスタート前に喫したスピンの状況について質問されると、フェルスタッペンは次のように答えた。
「分からない。スロットルを開けたらマシンのコントロールを失った。スピードもなかったし、前のドライバーたちと同じようなペースだった」
「実際、最後の方になってコンディションが(ウエットかドライかで)五分五分になり、みんながタイヤを使い切るまでには、僕らのペースが少し良くなった。それでもバランスはかなり悪かった」
ただフェルスタッペンは、決勝日の天候が当初の予報よりも劇的に変化したことを指摘し、ローダウンフォースのセッティングが必ずしも間違いではなかったと語った。
「一晩で天気予報が大きく変わったんだ」とフェルスタッペンは言う。
「予選日までは、天候が良くなると言われていた。午前中に少し雨が降るだけで、その後は大丈夫だろうと言われていた。そしたら土曜日の夜、激しい雨が降るという予報に変わった。そういうことは起こり得るよ」
Lando Norris, McLaren, Max Verstappen, Red Bull Racing
Photo by: Zak Mauger / LAT Images via Getty Images
「前に進んでいくだけのペースがなかったのは心配だ。でも僕らは(レース中に)正しい判断を下した。落ち着いて、インターミディエイトタイヤでできるだけ長く走り続けた」
「レース中に色々なことが起こったけど、今にして思えば、これが最良の結果だったと思う」
なおフェルスタッペンはドライバーズランキング3番手をキープしているものの、ランキング首位に立つマクラーレンのオスカー・ピアストリとの差は69ポイントに拡大した。
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