F1 イギリスGP
F1王者フェルスタッペンがまさかの“超低速”クラッシュ。ピットレーンでのフロントウイング破損は「アンダーステアが出ただけ」と説明
マックス・フェルスタッペンはF1イギリスGPの予選でピットレーンのウォールにマシンをぶつけるアクシデントを起こしたが、これについてアンダーステアを起こしてグリップしなかったことが原因だと説明した。

Jake Boxall-Legge
編集: 2023/07/09 5:52
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F1イギリスGPで好調マクラーレン勢を抑え、5戦連続となるポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。まさに完璧な予選だったと言えるが、彼はQ1の赤旗中断中、ピットレーン上でフロントウイングを破損するという一幕があった。
“クラッシュ”が起きたのは、セッション再開に向けて自身のピットからファストレーンに出ようとしたタイミング。ステアリングを右に切ったフェルスタッペンは曲がり切れず外側のウォールにヒットした結果、フロントウイングの左側を壊してしまったのだ。
これによりレッドブルはフェルスタッペンのマシンを一旦ピットボックスに戻し、フロントウイングを交換。コースインは遅れたが無事走行することができたため事なきを得た。
雨絡みで波乱となったQ1を振り返ったフェルスタッペンは、コース上のグリップするセクションを見極めることが非常に難しかったと語り、さらにフロントウイングを破損したのはピットガレージから出る際にアンダーステアだったからだと説明した。
「(Q1の)最後のラップに向けては、ちょっとしたインシデントがピットで起きて、フロントウイングを壊してしまった」
「ピットボックスから出る時に少しアンダーステアで、リヤグリップの方が強すぎるという状況だった。フロントウイングを交換しないといけなかったので、最後のアタックは後方からスタートすることになった」
「でもとてもエキサイティングだった。アウトラップであちこちにいるマシンをパスしながらアタックに入った。幸運なことに十分なタイムが出たけど、逆に失敗して脱落してしまう可能性もあった」
「ターン15に最初に差し掛かった時は、(ウエットパッチが)見えずにまっすぐ飛び出してしまった。あの辺は少し湿っているような状況で、路面がどうなっているのか視認できずに感覚で確かめるしかなかった」
「それを理解するのに時間がかかった。でも全体的には、とにかく周回を重ねることを考えていた。僕たちのマシンが速いことは分かっていたから、リスクを冒してまで走ろうとは思わなかった」
フロントウイングを壊したことで自信を損ねたかと尋ねられたフェルスタッペンは「再びガレージを出るのが怖かった」とジョークを飛ばしつつ、実際には大きな影響はなかったと話した。
「今はボックスから出るのが怖いかな」とフェルスタッペンは笑顔を見せる。
「といっても、自信には影響がなかった。エンジニアに何が起きたか聞かれて、アンダーステアと答えた。それだけだ」
「まともにウォールにぶつかったのは2年ぶりくらいだ。ピットレーンでクラッシュしたこともあるけど、F1では初めてだ」
ピットレーンでのクラッシュ後、コースインしたフェルスタッペンはアウトラップでルイス・ハミルトン(メルセデス)に引っかかる形に。自身のタイヤも冷えていたため、早くハミルトンを抜いてペースを上げたかったようだが、前を行くハミルトンはウェリントン・ストレートでウィービングをしていたため、厄介な状況だと感じていたようだ。
フェルスタッペンはコース外に押し出されるリスクを冒しながらもハミルトンをパスし、Q1のラストアタックに臨んだ。
「アウトラップのことだった。前のマシンはみんなニュータイヤを履いていたけど、僕はユーズドで、しかもかなり冷えていた」
「僕は(ハミルトンを)抜こうとしたんだけど、彼もタイヤを温めようとしていたから、スペースを見つけるのに少し時間がかかった」
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