フェルスタッペン、ミディアムタイヤでのスタート選ばず。「今回のソフトタイヤは使える」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、スペインGPではソフトタイヤが十分機能すると判断したため、ミディアムタイヤで予選Q2を走らなかったと語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1第6戦スペインGPの予選Q2でミディアムタイヤを使わなかった理由について、今回のレースではソフトタイヤでのスタートが十分に機能すると判断したからだと説明した。
前戦のF1 70周年記念GPでは、ハードタイヤで予選Q2を突破し決勝に臨んだフェルスタッペンは、ミディアムタイヤでスタートしたメルセデス勢に追いつき、レースを有利に進めて今季初優勝を果たした。
メルセデスの2台は、ハードタイヤを履いた際にブリスター(オーバーヒートによる火ぶくれ状態)に悩まされるなど、タイヤマネジメントに苦しんだ。
今回のスペインGPも予選中は路面温度が50度近くまで上昇。決勝も同じような気候になると考えられており、再びタイヤのマネジメントが重要なレースになると予想される。
しかしながら、フェルスタッペンは決勝スタートタイヤを決める予選Q2をソフトタイヤで通過。結果的にフロントロウを独占したメルセデス勢と同じタイヤで決勝をスタートすることになった。
メルセデス勢と違う戦略を選ばなかった理由を訊くと、フェルスタッペンはソフトタイヤがレース最初のスティントを完了することができるほど、十分に機能すると考えているからだと説明した。
「ソフトタイヤは、レースをスタートするのに十分良いタイヤだと思う」
そうフェルスタッペンは語った。
「通常、最も柔らかいコンパウンドのタイヤはすぐに壊れてしまうから難しいんだけど、このトラックでは大丈夫だと思う」
フェルスタッペンは、金曜日のフリー走行で行なったロングランのペースを踏まえ、決勝でのチャンスについて楽観的な見通しを持っているようだ。
「金曜日のロングランは、リヤやクルマ全体のバランス、タイヤなどを含めてとても感触が良かった」
「明日(日曜日)は今日とはまた別の1日だ。もう一度試してみなくてはいけない。もちろん彼らの近くを走り、プレッシャーをかけていきたい」
予選6番手となったアレクサンダー・アルボンは、チームメイトのフェルスタッペンと同様、ソフトタイヤは「ひどいタイヤではない」と考えており、ブリスターが起きる兆候は見られなかったという。
一方で、スタートで出遅れてしまった場合、1ストップ戦略のドライバーたちとレースをすることになってしまうと彼は予想している。
「スティントを長く延ばそうとする人たちが、かなりの行列を作るだろう」と、アルボンは話した。
「今回も1ストップと2ストップで戦略が分かれる可能性が高い。金曜日の走行でタイヤがどうだったかにもよると思う。どうなるかを見て、適応する必要がある」
「シルバーストンのように、戻るポジションを考えてピットインする必要がある。僕たちは、この前その点でミスをしてしまったからね」
「”DRSトレイン”状態になっている集団が前にいると、オーバーテイクは非常に困難なんだ」
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