フェルスタッペン、レッドブルの予算超過疑惑について言及「他F1チームは情報が無いなら、黙っていろ」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、チームが昨年の予算上限を超過したという疑惑が挙がる中、これを非難するライバルチームは「黙っているべきだ」と語っている。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
レッドブルが昨年の予算制限レギュレーションに違反したという疑惑に対して、メルセデスやフェラーリが強気のコメントを残す中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)もこの件について言及。「情報が無いのであれば、他チームは黙っているべきだ」と語った。
ヨーロッパ3連戦から3週間後、シンガポールGPのパドックでは、2チームが昨年の1億4500万ドル(約210億円)という1シーズンあたりの予算制限を破ったというウワサで溢れかえっている。
その真相は、FIAが10月5日(水)にレギュレーションに合格したチームに宛てて送られる遵守証明書をもって明らかとなるが、メルセデスやフェラーリなどは、違反したチームのひとつがレッドブルであると示唆している。
レッドブル側はこのウワサに対して強く否定しており、チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは中傷的な発言が撤回されない場合は、”それなり”の手段を講じる用意があると徹底抗戦の構えを見せている。
2冠達成を間近に控えるレッドブルのマックス・フェルスタッペンも、他チームの態度についてはあまり感心しているようだ。
Motorsport.comがウワサの中心にいることで、チームのフラストレーションに繋がっているかとフェルスタッペンに訊くと、「それがどこから流れてくるのかは分かっているからね……」と答えた。
そしてレギュレーション違反はないと確信しているかと尋ねられたフェルスタッペンは次のように続けた。
「まあ、チームから聞いている限りではそうだね」
「もちろん、他のチームが何も情報をもっていないのに、そう話し始めた。あれは少し馬鹿げていると思う。ただ黙っていればいんだ」
Max Verstappen, Red Bull Racing RB18
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
行動で姿勢を示すと語るレッドブルに対して、メルセデスのトト・ウルフ代表は”脅し”には動じず、FIAが正しいプロセスで処理することに自信を持っていると明かした。
「ノイズだね」とウルフは語った。
「最終的に、水曜日にプロセスが行なわれ、遵守証明書が発行されるかどうかが決まる。もし遵守していないチームがいたとしても、そのためのプロセスや統治機構が存在する」
「私としては、FIAが正しいことをしてくれると100%確信している。それまでは全て、ただのおしゃべりに過ぎない」
「そして我々にとって重要なことは、予算制限が遵守されていることだ。新しいレギュレーションの基礎となるモノだからね。全てのチームがそうしていることを私は強く望んでいる」
違反したチームに対して厳しい罰則が科されなかった場合、予算制限レギュレーションの存在意義が損なわれる危険性があるのではないかと尋ねられたウルフは、次のように答えた。
「FIA側がガバナンスとレギュレーションに100%従わないということを疑う余地はない」
「技術的なモノであれ、競技的なモノであれ、そして今は財務的なモノであれ、レギュレーションが正しい方法で扱われて、取り締まりが行なわれなければならないということを我々はみんな理解している」
「私はそのプロセスとFIAを100%信頼している。だからこそ、他の全てはノイズに過ぎないのだ」
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