15時スタートは遅すぎる? フェルスタッペン「こんなことがあるなら、もっとスタートを早くすべき」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ベルギーGPが雨で短縮されるリスクを減らすために、もっと早くレースを開始すべきだと考えている。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、悪天候によりスタートが遅れ、最終的にハーフポイントで成立したF1第12戦ベルギーGPのウイナーとなった。ただフェルスタッペンは、レース開始時間を前倒しすることができたのではないかと語った。
フェルスタッペンはウエットコンディションで行なわれた予選でポールポジションを獲得。8ポイント差でタイトル争いをリードしているルイス・ハミルトン(メルセデス)とのギャップを詰めるべく、レースに臨んだ。
しかしレースは約3時間のスタートディレイの後、セーフティカー先導で2周を完了。レコノサンスラップでクラッシュし、最下位に後退したセルジオ・ペレス(レッドブル)以外に順位変動はないまま、ハーフポイントでレースが成立した。
結果として優勝したフェルスタッペンは12.5ポイント、3位のハミルトンは7.5ポイント獲得となり、フェルスタッペンは3ポイント差までハミルトンに詰め寄った状態でホームレースの次戦オランダGPに向かうことになった。
FIAと各チーム代表は、今後数週間以内に今回のベルギーGPを検証することになっており、現地時間の15時となっていたスタート時間を前倒ししていたら、レースを実施できたのではないかという疑問もある。
レース後、フェルスタッペンは「こんな勝ち方はしたくない」と語った一方で、レース開始を早めておけば、レースを完走するための時間的余裕が生まれていたはずだと主張した。
「15時のスタートで、こんな日があるなら、もう少し早く12時や13時にスタートした方がいいかもしれない」
「僕はもっと早い時間に始めたほうが良いと思う。時間が遅くなればなるほど、どんどん天気も悪くなっている」
どんな時間にスタートしたとしても、F1にはレース最大時間に関する規定があり、中断時間も含めてスタートから3時間で終了することになっている。しかし今回、不可抗力を理由にスチュワードがこのカウントをストップしていた。
雨と寒さに耐えながら何時間もかけてレースを待っていたファンに対し、ハミルトンはチケットの払い戻しを呼びかけた。ただ、サーキットは多額の開催権料を支払っており、その主な売上はチケット代だ。何の支援もなくチケットの払い戻しを決めれば、サーキット運営が危機にさらされることになる。
また、新型コロナウイルスでカレンダーが流動的な中で、今季中に再びスパ・フランコルシャンでレースができるのではないかという考えもあるが、フェルスタッペンはこれに懐疑的な見方をしている。
「僕たちはすでに多くのレースをこなしている。だから当然だけど、まず僕たちは適切なコースを選ぶべきなんだ」
「ここに今年もう一度戻ってくるというのは、すでに22レースある中ではありえないことだと思う」
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