F1

圧倒的な強さで2022年を制圧したフェルスタッペンを襲っていた、大きなプレッシャー「序盤にリタイアが続いたことで、もうミスする余裕はないと考えた」

2022年に圧倒的な強さでF1ドライバーズタイトルを獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペン。しかしシーズン序盤にリタイアが相次いだため、その後はミスを犯す余裕はないと感じていたという。

Luke Smith

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編集: 2022/12/18 9:21

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Marshals assist Max Verstappen, Red Bull Racing, after retiring from the race

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2022年のF1で22戦中15勝と年間最多勝記録を更新する強さを見せ、2年連続のF1ドライバーズチャンピオンに輝いた。しかし、シーズン序盤はリタイアが相次いだため、その後は「もうミスを犯す余裕はない」というプレッシャーを抱えていたという。

 2022年のフェルスタッペンは、フェラーリのシャルル・ルクレールとタイトル争いを繰り広げた。しかしそれは序盤戦のみ。徐々にフェルスタッペンは強さを増し、最終的にはルクレールに146ポイントの差をつけ、さらに歴代最多勝記録も更新する強さを発揮して、チャンピオン獲得を決めた。

 ただフェルスタッペンはシーズン序盤、3戦中2戦でリタイア。エミリア・ロマーニャGPを迎えた段階では、2年連続のチャンピオン獲得に挑むチャンスを疑問視していたという。

 フェルスタッペンは開幕戦バーレーンGPと第3戦オーストラリアGPで共に燃料ポンプの問題に見舞われ、リタイアを強いられた。この結果、第4戦を迎えた段階では、2勝+2位1回を手にしていたルクレールに、46ポイントもの大差をつけられることになった。

 フェルスタッペンはmotorsport.comの取材に対し、序盤にリタイアが続いたことで安定してポイントを獲得することの重要性を再認識し、もはやミスを犯す余裕はないと考えたことが、今季の圧倒的な結果に繋がったと語った。

「タイトル獲得のために戦わなければいけない時には、基本的に全てのレースでできるだけ多くのポイントを獲得する必要がある」

 フェルスタッペンはFIAの表彰式の時にそう語った。

「だからこそ、今年の初めにリタイアが相次いだのは非常に難しかった。その時点から、何らかの理由でリタイアした場合に備えて、自分としては決してミスを犯すことはできないと考えていた」

「毎週末、できる限り曇りのない状況で、できる限り完璧であろうとした。マシンに乗り込む度に、そのことを自分に求めようとした」

 フェルスタッペンの2022年は、2021年に初めてドライバーズタイトルを獲得した時とは全く違った。2021年はメルセデスのルイス・ハミルトンと最終戦の最終ラップまで争い、なんとかチャンピオンに輝いたフェルスタッペン。今季の圧勝劇は、その最初のタイトル獲得が大きく貢献している可能性がある。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンが今季、ドライバーとして「新たな一歩を踏み出した」と語る。

「彼は今年非常に成熟し、落ち着きを持っていた。大きなプレッシャーがかかる中で、いくつか重要な勝利を収めてきたんだ」

 そうホーナー代表は語った。

「シーズンを振り返ると、それを感じる。サウジアラビアやマイアミ、モントリオールなどのレースを振り返ると、そこにはいくつかの重要な瞬間があった」

「今年の序盤、我々には最速のマシンはなかった。しかし彼は、我々常に論争の中で駆り立て、プッシュし続け、驚異的な精度とペースで走った」

「そしてチャンス到来と見ると、彼は両手でそれを掴みにいったんだ」

 

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