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「フェルスタッペンがハミルトンに並んだ瞬間は一度もなかった」F1イタリアGPスチュワードが”相討ち”裁定理由を説明

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1イタリアGPの決勝レースで起きたルイス・ハミルトン(メルセデス)との責任を問われ、次戦ロシアGPで3グリッド降格ペナルティを科されることになった。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, walks away from his car after crashing out with Lewis Hamilton, Mercedes

Andy Hone / Motorsport Images

 F1イタリアGPの26周目に起きたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)の接触事故。スチュワードはレース後にこの件について審議を行ない、フェルスタッペンに非があると判断。次戦3グリッド降格のペナルティを科した。

 ハミルトンがタイヤ交換を終えてコースに戻った際、そのハミルトンとフェルスタッペンは1コーナーに向けて横並びの状態となった。1コーナーにはハミルトンがイン側、フェルスタッペンがアウト側という位置取りで飛び込んだが、ターン2ではイン/アウトの立場が逆転することになった。

 これによりイン側となったフェルスタッペンは、縁石に弾き返されるような形となり、ハミルトンのマシンに接触。これでフェルスタッペンのマシンが跳ね上げられ、ハミルトンのマシンに覆い被さるような形で絡み合った。両車はそのままグラベルに飛び出し、その場でリタイアとなった。

 この事故についてフェルスタッペンは、ハミルトンが自分をコース外に押しやろうとしたと非難した。しかしスチュワードは、まったく逆の判断を下した。

 スチュワードは、フェルスタッペンがハミルトンと完全に並んだシーンは一度もなく、フェルスタッペンがコーナーに先に進入したこともなかったと指摘したのだ。

 スチュワードは今回の判断理由について、次のように説明している。

「44号車(ハミルトン)はピットから出てきた。その時、33号車(フェルスタッペン)はメインストレートを走っていた。そしてターン1の手前50mのボードの地点では、44号車が33号車よりも大幅に前を進んでいた」

「33号車はブレーキングを遅らせ、44号車と共にターンインの動きを始めた。しかしシーケンスのどの時点でも、33号車は44号車の前輪のすぐ後ろよりも前に進んだことはなかった」

「聞き取りの際、33号車のドライバーは、事故の原因は44号車のドライバーがターン1の後にステアリングを”開き”、ターン2のエイペックスに彼を”絞り込んだ”ことにあると主張した」

「44号車のドライバーは、33号車のドライバーは大きく遅れてコーナーを通過しようとしたので、早めに減速するか、コーナーを通過するのを諦めて縁石の左を通るべきだったと主張した」

「スチュワードは映像を見て、44号車のドライバーが事故を回避するためのラインを通っていることを確認した。33号車のドライバーは、縁石に乗り上げた。そしてスチュワードはさらに、ターン1に入るまで、33号車が44号車と全く並んでいないことを確認した」

「スチュワードの意見では、今回の操作は、33号車のドライバーが”スペースの権利”を主張するには遅すぎたということだ」

「44号車は、事故を回避するために縁石からさらに離れることができたかもしれない。しかしスチュワードは、彼の立場は合理的だったと判断。従って33号車のドライバーが、主に事故が起きた責任を負っていたと判断した」

「スチュワードは、今回の事件自体のみを考慮し、その結果は考慮していないことを改めて強調する」

 このような判定で、フェルスタッペンは次戦ロシアGPで3グリッド降格ペナルティを受けることになった。またペナルティポイント2も、フェルスタッペンに加算されている。フェルスタッペンがペナルティポイントを手にするのは、この12ヵ月では初めてのことである。

 

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