フェルスタッペン、ペレス加入でメルセデスと戦えることを期待
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、セルジオ・ペレスがチームに加入したことで、来季メルセデスと互角の戦いができるようになることを望んでいる。特にひとりで2台のライバルに対峙するのは大変だったと明かした。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
レッドブルは、2021年シーズンのマックス・フェルスタッペンのチームメイトに、セルジオ・ペレスを起用することを12月18日(金)に発表した。
ペレスは2020年シーズンをレーシングポイントの一員として戦い、サクヒールGPで自身初の優勝を手にするなどドライバーズランキング4位となり、キャリアを通して最も成功した1年を送った。しかし来季からアストンマーチンと名称を変更するレーシングポイントは、セバスチャン・ベッテルを起用することを決めたため、ペレスはシートを失うことになっていた。そんな中急転直下、レッドブルのシートを手にすることができた。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、今年のペレスの成績を無視するのは不可能であると発言。またペレスを獲得することでテスト兼リザーブドライバーに事実上降格させられることになったアレクサンダー・アルボンについては、シーズンを通じてフェルスタッペン同様のペースを発揮することに苦労し、メルセデスとの戦いが難しくなったため、今回の決断をせざるを得なかったと語った。
フェルスタッペンは、ペレスがチームメイトになることは、メルセデスと戦う上で大いに役立つだろうと考えている。
「レースを通じて、同じような場所にいて、少しばかりプレッシャーをかけられる2台目のマシンがいることになるだろう」
そうフェルスタッペンは語った。
「たとえばアブダビのようにね。アレックスは最終的には、非常に近いところにいた。これまでならメルセデスは、追加のピットストップを行なったりして、僕は難しい状況に直面することになった。今年僕らはかなり競争力があったけど、彼ら(メルセデス)と対峙できた唯一のクルマだった。だから何か違うことをしなければならなかった」
「でも彼らは常に、どちらか1台が僕をカバーしてくるから、もう1台の方で正しい戦略を遂行することができた。だから、彼らと戦うのは常に少し難しかった」
「まずは、チェコ(ペレス)がチーム全体を前進させてくれることを願っている。でも、もし僕がいつでも動けるようにサポートしてくれたら、それはいいことだよね。そしてチームメイトにプッシュされるような状況は、とてもエキサイティングだと思う」
「できれば来季は、最初からもう少し競争力のあるマシンを手にして、面白い戦いにし、彼らが決断を下すのを難しくできたらいいと思う」
アルボンは2021年シーズン、レッドブルでテスト兼リザーブドライバーを務め、新レギュレーションが導入される2022年に向けた開発に注力する予定だ。
フェルスタッペンは、アルボンがチームに残ることになったことを喜ぶ一方、チームが決断を下す前に、誰をチームメイトにすべきか、それをチームに対して正直に語ったという。
「もちろん、そのことについて僕らは話をした。そして僕は、正直な意見を語ったんだ」
そうフェルスタッペンは語った。
「1年を通じて、アレックスにとってはかなり難しいこともあったということは明らかだ。彼は素晴らしい人物だから、引き続きチームにいてくれることを嬉しく思っている」
「しかし結局のところ、決定を下すのはヘルムート(マルコ/レッドブルのモータースポーツ・アドバイザー)であり、クリスチャンであり、そしてもちろんディートリッヒ(マテシッツ/レッドブル総帥)だ」
「もちろん、今回のことは僕は少し前に知っていた。でも結局のところ、それは関係ないよ」
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