ウエットタイヤの性能向上が急務? フェルスタッペン「テストが必要なら、喜んで協力する……良いタイヤを探すために」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ウエットタイヤの性能向上に貢献できるのであれば、喜んで開発テストに参加すると申し出た。
写真:: Red Bull Content Pool
ウエットタイヤの性能を向上させるために、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはテストの必要があれば喜んで参加するとピレリに対して申し出ている。
今季のウエットタイヤは、インターミディエイトタイヤと比較してカバーできる路面コンディションの幅がはるかに狭く、登場機会が限られている。先日行なわれた日本GPでもそれは顕著で、複数のドライバーが早々にウエットタイヤを捨て、インターミディエイトタイヤに履き替えてポジションを上げた。
この状況を改善するため、フェルスタッペンはピレリと協力して新しいアイデアを試してみたいと語った。
「嫌味を言いたくはないんだけど、でももっと良いウエットタイヤが必要だと思う」
「数日間テストを行ない、様々な種類のタイヤを試すことができればとても良いと思う。今はエクストリーム(ウエットタイヤ)はただ遅いだけで、実際には多くの水を掃くことはできない。より良いウエットタイヤが必要なんだ。みんながインターミディエイトタイヤに素早く履き替えようとするのはそのためだ。1周のラップタイムは、非常に速いからね」
「今回はウエットからインターに履き替えると、少なくともすぐにラップタイムは5秒速くなった。それは大きすぎる。だから、誰もエクストリームでは走りたくないんだ」
大きなパフォーマンス差があるため、全てのドライバーは日本GPの最初のスタート時に、インターミディエイトタイヤを選択した。
フェルスタッペンは、以前のウエットタイヤの方が、今回の日本GPのコンディションにはうまく対処できたと考えている。
「赤旗が出た時のような雨が降っていて、ウエットタイヤを履いていたとしたら、ドライブするのは本当に難しいと思う」
そうフェルスタッペンは語った。
「20年前と比較すれば、全く問題じゃないだろう。だから、解決策があるに違いない」
「でも批判しているわけじゃない。僕は喜んで手伝うよ。そして調査する必要がある。ウエットでのテスト日程を増やし、それに協力し、より良いタイヤを見つけたいと思う」
「ウエットタイヤが2周しか使えないのに、ウエットレースと呼ぶようなことはないようにね。ウエットレースは通常なら、大雨の中ドライブするモノだからだ」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、タイヤが跳ね上げる水しぶきが問題だと考えている。
「今年のクルマの大きな問題の一つは、視認性だと思う」
そうルクレールは語った。
「他のマシンの後を走る時の視界を改善し、水しぶきを最小限に抑えるために僕らができることなら、何でも非常に有益なはずだ」
「コースコンディションによっては、実際に走れることもあると思う。でも視界が問題なんだ。他のマシンの後ろを走るのは非常に危険で、何も見えない。それでまったく走れなくなるんだ」
「何らかの形で、水しぶきを最小限に抑えるための解決策を見つけようとする必要がある」
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