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フェルスタッペン、最年少F1王者獲得のチャンスは掴めず……それでも「落ち着いている」

マックス・フェルスタッペンは、F1王者になるという夢を掴めずに時間が流れていることを心配していないと語った。

Max Verstappen, Red Bull Racing, in Parc Ferme after Qualifying

写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images

 マックス・フェルスタッペンとレッドブルは、2020年シーズンのF1にタイトル獲得の希望を持って臨んだ。フェルスタッペンがチャンピオンに輝けば、史上最年少チャンピオンとなるはずだったのだ。しかしその夢は、メルセデスによって打ち砕かれた。

 フェルスタッペンは現在23歳であり、セバスチャン・ベッテルが持つ23歳134日というF1最年少チャンピオン獲得記録の更新は不可能となった。

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 記録更新のチャンスを逃したフェルスタッペンだが、自分が置かれている状況を心配してはいないとmotorsport.comに語った。

「もちろん、(2021年の)チャンピオンを目指して戦いたいと思っているが、それを見極めなければならない」

「つまり、僕はまだ若いんだ。もちろん、人は時間が経つのは早いと言うけど、僕はとてもリラックスしている。そして、それも人生だ。無理をしてはいけないこともある。だから落ち着いているんだ」

 レッドブルは2020年マシン『RB16』の問題を解決し前進できると自信を持っており、2021年を最後にパワーユニット(PU)供給を終えるホンダも新たなPUを持ち込む予定。フェルスタッペンは2021年シーズンに向けて楽観的な見方を示した。

「大きな一歩を踏み出せると思う。でも他の人たちも一歩を踏み出すと思う。だから、僕らの方が少しでも大きな一歩になることを願うよ」

 フェルスタッペンは2020年の最終戦アブダビGPで勝利し有終の美を飾ったが、彼の父親であるヨス・フェルスタッペンはあくまで重要なのは2021年シーズンだと強調した。

「シーズン最終戦で勝つのはいいことだけど、シーズン最初のレースで勝つのはもっといいことだよ」

「もちろん、ファクトリーにいる人たちの気持ちの面でも最終戦で勝つのはいいことだ。みんなにプラスアルファの後押しをしてくれる」

「でもさっきも言ったように、最初のレースで勝てるようになることがさらに重要だと思う。それは、我々が競争できるクルマを持っているということを示すものだ。それこそ、我々がこれまで手にできていないことだ」

 メルセデスとのギャップが縮まる可能性について、ヨス・フェルスタッペンは次のように話した。

「2021年に向けたレギュレーションの変更はかなり重要だと思う。フロアの変更に対応しなければならないんだ。それは主に空力に関係することなので、チームはそれを正しいものにしなければならない」

「ホンダも何かプラスアルファを持ってきてくれることを期待している。その場合、我々はもう少し強くなるだろう」

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