フェルスタッペン、残る4レースでの優勝は厳しいと予想「表彰台が最大限の結果」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2019年シーズンの残り4レースでは表彰台獲得が“現実的な”目標になると考えている。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB15, leads Charles Leclerc, Ferrari SF90
Zak Mauger / Motorsport Images
F1第17戦日本GPが終了し、今シーズンは残り4レース。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にとって、次戦メキシコGPは2017年、2018年と連勝するなど相性の良いコースと言える。
しかしながら現在、レッドブル・ホンダとフェルスタッペンが若干勢いを失いつつあることは否めない。第9戦オーストリアGPと第11戦ドイツGPで優勝し、第12戦ハンガリーGPでも勝利に近づいたが、それ以降の5レースではわずか31ポイントしか獲得できていない。スパやモンツァ、鈴鹿など不運な接触があったのも確かだが、それ以外のレースでも表彰台争いに絡むのがやっとだった。
今季の残り4レースに対する期待について尋ねられたフェルスタッペンは、次のように返答した。
「際立って良い仕事ができるトラックが残っているとは思わない」
「もし残る4レースで表彰台、またはそれに近い成績を残すことができれば、それが現時点でできる最大限の仕事だと思う」
前述のようにメキシコGPで2年連続勝利しているフェルスタッペンだが、今年のレースでもレッドブルが優位なのではないかという下馬評に対しては慎重な姿勢を見せた。
「現実的に考える必要がある」とフェルスタッペンは語った。
「確かに僕たちはここ2年間(メキシコで)とても良い成績を残した。でも今シーズンはマシンのバランスという面で少し厳しいかもしれない」
「それ(優勝)を簡単に繰り返すことができるとは思っていない。特にフェラーリは今季、ストレートでとても速いんだ」
「だから今季は表彰台争いができれば、十分良い仕事をしたと言えると思う」
フェルスタッペンの父であるヨスは、レッドブルが2020年にタイトルを獲得できるレベルまで改善する可能性は低いと見ており、息子が“失われた1年”を過ごすことになると不満を漏らした。
当のフェルスタッペンは2020年のタイトル獲得を諦めてはいない。ただ、今季は序盤戦でタイトル争いを諦めざるを得なくなったと主張した。
将来的にワールドチャンピオンとなるチャンスについて質問されたフェルスタッペンは次のように返した。
「もちろん、シーズンの最初にどのようなスタートを切れるかによるんだ」
「ここ数年間は間違いなく(タイトル獲得に)十分な強さがなかった」
「ただ、来年はチャンピオンを争えるように一歩踏み出すことを願っている。ただ現時点でどうなるかを予想するのは難しいね」
2020年は今季とレギュレーションが大きく変わらない。これがレッドブルにとってどんな意味を持つのか? フェルスタッペンはこう返した。
「既に来年に向けてたくさんの人たちが仕事を始めている」
「今シーズン、残りのレースで目指せるものは、(ドライバーズ)ランキング3位くらいだ。現実的に考えて、コンストラクターズランキングは3位で終えることになるだろう」
「僕たちは来季、ホンダからどういったものを得られるのかを既に知っている。それは良いことだ」
「そして僕たちは、今年どこでミスを犯したのかを理解する必要がある。そして来季のためにそれらを修正したいと思っているんだ」
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