惜敗フェルスタッペン、ハミルトンに進路を譲るより「ペナルティの方がよかった」

F1開幕戦バーレーンGPで惜敗を喫したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、コース外から抜いたことによるペナルティを避けるためハミルトンに進路を譲ったが、「タイムペナルティの方が良かった」と語った。

惜敗フェルスタッペン、ハミルトンに進路を譲るより「ペナルティの方がよかった」

 F1開幕戦バーレーンGPを2位で終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。彼はレース終盤にメルセデスのルイス・ハミルトンを抜き一旦は首位に立ったが、この際にコース外を走行してしまったため、ペナルティを受けることを避けるべく、チームからの指示によりハミルトンに首位の座を戻した。その後再びオーバーテイクすることは叶わなかったフェルスタッペンは、ポジションを譲らずに「タイム加算ペナルティを受けた方がよかった」と語った。

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 戦前はフェルスタッペン有利と見られていたF1開幕戦。しかし、ハミルトンが先に先にとタイヤを交換したのに対し、フェルスタッペンはタイヤ交換を引き伸ばす作戦を採った。最後はハミルトン前、フェルスタッペン後ろという形でのコース上での戦いとなったが、結局はハミルトンがトップでチェッカーを受け、”7回王者”の強さを見せつけた。

 ただ残り4周という時点で、フェルスタッペンは一度ハミルトンをオーバーテイクした。しかしこの時、ターン4の出口で大きくアウト側に膨らんでしまい、コース外を走行することになった。

 これでペナルティが科されることを避けようとしたチームは、ハミルトンにポジションを戻すようフェルスタッペンに対して無線で指示。フェルスタッペンはこれに従う形で、次のストレートでハミルトンを先行させた。

 その後フェルスタッペンは、ハミルトンを改めて攻略しようとプレッシャーをかけ続けたが、結局オーバーテイクに至らず。開幕戦優勝を逃す結果となった。

 この件についてフェルスタッペンは、ハミルトンに順位を譲るよりも、タイム加算ペナルティを受けた方がいいと考えていたようだ。

「なぜ僕もあのまま行かせなかったの? 簡単に5秒のリードを築くことができたと思う。こんな形で負けるより、全開で走って2位になった方がよっぽど良かったよ」

 フェルスタッペンは無線で、チーム代表のクリスチャン・ホーナーにそう語った。

 これに対してホーナー代表は、リードを譲らなければいけないという連絡をレースコントロールから受けたと説明した。

 レース終了後、フェルスタッペンは2021年の初戦でハミルトンを打ち負かせなかったのは「残念」だと認めつつも、メルセデスと真っ向勝負できたことは、過去数年と比べれば素晴らしいことだと語った。

「もちろん残念だけど、ポジティブな部分も見なきゃいけない」

 フェルスタッペンはそう語った。

「僕らは、彼らに真っ向勝負を挑んでいる。こういう形で1年を始められるのは、素晴らしいことだと思う」

 最終的なハミルトンとフェルスタッペンの差は、わずか0.745秒だった。ただフェルスタッペンは、レースを通じて低速コーナーからの立ち上がりでの加速に苦しんでいるようにも見えた。

「何が起きていたのか分からない。レースを通じて、低速コーナーでの問題が完全に解決したとは思えないんだ」

「何が起きていたのか検証することになる。でもレースを完走することができ、良いポイントも獲得することができたのはよかった」

 

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シリーズ F1
執筆者 Filip Cleeren