Q2のトラブルでリズムが崩れた……3番手のフェルスタッペンは不完全燃焼な予選に
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、スパークプラグの故障とみられるトラブルが発生したことで、エミリア・ロマーニャGPの予選を“台無し”にされたと感じている。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB16
Steven Tee / Motorsport Images
イモラ・サーキットで行なわれたF1エミリア・ロマーニャGPの予選Q2で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はミディアムタイヤを履いてコースに出ていった。しかしながら彼はマシンがパワーを失ったと訴え、急遽ピットへと戻ることになった。
レッドブルはこのパワーロスについて、スパークプラグの故障が原因ではないかと報告しているが、メカニックは迅速な修復作業を行ない、セッション終盤に再度フェルスタッペンを送り出すことができた。
一発勝負のアタックで6番手タイムを記録し、見事Q2を突破したフェルスタッペンだったが、Q3ではメルセデスの2台のペースに圧倒される形となり、ポールポジションを獲得したバルテリ・ボッタスから0.567秒遅れの3番手に終わった。
フェルスタッペンは予選後、Q2で時間をロスしたことでリズムを失い、それがQ3での苦戦に繋がったと主張した。
「何が原因だったのか正確には分かっていない」
トラブルについてフェルスタッペンはそう説明した。
「ボディワークを外さないといけない作業だったけど、メカニックが素晴らしい仕事をして、僕のマシンを修理してくれた。でも基本的に僕の予選は台無しになってしまった。ミディアムを履いて(アタックを)一発で決めないといけなくなったしね」
「なんとか(Q2を)通過することができたけど、基準とするタイムからは少し遅れていた。Q3の最初のアタックでは、集団の真ん中に入ってしまったこともあってタイヤが冷えていた。良いリズムに乗れていなかったんだ」
「Q3最後のアタックでさえも、予選をもっとスムーズに進められていれば、もっと良い結果が得られたと思う。でもQ2でああいうことがあったから、途中から出てきて(他とは)違うタイヤで突破しないといけなかった。それは良いこととは言えない」
「もちろん、予選で(メルセデスを)倒せるとは思ってなかったけど、もう少し近付いて、もう少しエキサイティングな予選にしたかったんだ」
「今日はとてもトリッキーな予選だったし、予選を通してリズムをつかむことができなかった。少し残念だけど、それでも3番手なわけだから、あとは自分の仕事に集中するよ」
フェルスタッペンは問題が起きた当初、チームから走り続けるように指示されていた。しかし、かなりラップタイムが落ち込んでいたことからピットインを選択。これにより、チームはトラブルを時間内に修復することができた。
「パワーがあったのにそれがなくなって、また復活して、またなくなったりしたんだ」とフェルスタッペンは説明する。
「彼らは続けてくれと言ったんだけど、ストレートでかなりのラップタイムを失っていたんだ。だから、続ける意味がないと分かった時点で(アタックラップを)中断したんだ」
「何が悪かったのか、もう少し詳しく見ていこうと思う。悔しいけど、幸運なことに僕たちはここに残れているんだ」
メルセデス2台の後ろからレースをスタートするフェルスタッペン。彼はレッドブルのレースペースがメルセデスと戦えるレベルであると感じているが、イモラがコース幅が狭く、オーバーテイクの難しいコースであることを懸念している。
「ロングランは問題なかったから、明日も同じような感じで走れるといいね」とフェルスタッペン。
「トップスピードという面でも、僕たちは良いポジションにつけていることを願っているよ」
「どちらにせよ追い抜きは簡単じゃないと思うけど、明日何ができるかを見てみることになる」
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