フェルスタッペン、2021年にはメルセデスに対峙できると自信
マックス・フェルスタッペンは、F1にターボエンジン+ハイブリッドシステムの”パワーユニット”レギュレーションが導入されていなかったら、レッドブルは現在のメルセデスのような優位性を維持していたはずだと考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2014年から、F1にはV6ターボエンジン+運動&熱エネルギー回生システムのいわゆる”パワーユニット”が導入され、現在まで続いている。そして2020年までの7年間、メルセデスが圧倒的なまでの強さを見せており、ダブルタイトル(ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトル)を7連覇している。
現行パワーユニットが導入される前の2013年まで、強さを発揮していたのはレッドブルだった。レッドブルは2010年に初めてダブルタイトルを獲得すると、そこから4連覇。しかし2014年以降は一度もタイトルを獲得できていない。
なぜここ数年メルセデスが強さを発揮していると思うか……レッドブルのマックス・フェルスタッペンはmotorsport.comのインタビューで、次のように語った。
「正直なところ、2013年の終わりにレギュレーションが変更されなかったら……V6ターボのレギュレーションが導入されていなかったら、レッドブルにも同じことができたと思う」
そうフェルスタッペンは語った。
「ある意味、メルセデスにとっては完璧なことだったと思う。彼らはV6時代の到来に対してかなり早い段階から準備をし、最初から優れたパワーユニットを手にしていた。それは彼らの後押しになったと思う」
しかしフェルスタッペンは、メルセデスはシャシーの面でも優れた仕事をしており、彼らの優位性はパワーユニットだけではないことも認める。
「彼らは、マシンも非常に速いモノにしたと思う」
そうフェルスタッペンは付け加えた。
「最高速度が高ければ、全てのことがはるかに良くなる。しかし2020年には、彼らは確かに素晴らしいシャシーも持っていた。それを認めないわけにはいかない」
しかしフェルスタッペンは、2021年にメルセデスに挑戦できる可能性が十分にあると考えているようだ。2020年最終戦アブダビGPでフェルスタッペンは、メルセデスに対して圧勝。それは心理的にも後押しになる上、RB16の難しい特性を解決できたと確信しているからだ。
「僕らはマシンを大幅に改善することができたと思う」
そうフェルスタッペンは説明する。
「問題がどこにあったのか、それを理解したと思う。そしてうまくいけば、シーズンがスタートする時にさらにうまく対処できると思う」
「我々には、どんなサーキットでも機能するマシンが必要だ。これは、メルセデスが得意としているところだ」
「そこが、我々が強くなる必要がある部分だ。23レースが開催されるというカレンダーなら、あらゆるタイプのサーキットで強い必要がある」
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