レッドブル、予選前にリヤウイングを”補修”「予選に影響したとは思わないが……」
レッドブルは、F1メキシコGPの予選前にマックス・フェルスタッペンのリヤウイングに生じた損傷を補修しなければならなかった。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
レッドブルは、F1第18戦メキシコGPの予選を前に、マックス・フェルスタッペンのリヤウイングにクラックが入っていることを発見。補修を行なわなければならなかったが、予選のパフォーマンスに影響はなかったとチームは考えている。
下馬評通り、レッドブルはメキシコGP初日からメルセデスを上回り、ロングランでも好ペースを発揮していた。FP3では地元セルジオ・ペレスがルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.6秒以上の差をつけるなど、予選でもその優位は揺るがないと思われていた。
しかし、予選ではメルセデスが逆襲。バルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得し、ハミルトンも2番手でフロントロウを独占したのだ。
レッドブルは予選開始前から、リヤウイング周辺でメカニックが作業を実施している姿が国際映像で捉えられていた。作業後、フェルスタッペンのリヤウイングにはテープが貼られているのが確認できる。左側のエンドプレートの近く、『HONDA』のロゴのAの一部をテープが覆っていたのだ。
Red Bull Racing RB16B rear detail
Photo by: Giorgio Piola
レッドブルは予選中、この作業は”予防的”なものであり、前戦アメリカGPのFP3で発生したような亀裂はなかったとしていた。だが、予選後の記者会見で状況を訊かれたフェルスタッペンは、次のように答えた。
「FP3の時点でクラック(亀裂)が入っていたので、それを補修して、基本的には新品同様の状態で予選に臨むことができた」
「だからそれが(予選でのパフォーマンスに)影響しているとは思わないよ。でももちろん、もう一度調べてみる」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、取材に対し「ちょっとした”疲労”が見られたので気になっていた」と述べた上で、「深刻なものではなく、リスクを冒さないようにしたかった」と付け加えた。
またフェルスタッペンは、Q2での1回目の走行でターン2の縁石に乗り上げ、マシンにダメージを負ってしまったのではないかと懸念していた。
ただホーナーは、何か壊れていたかと訊かれ「いや、クルマをチェックしたが、全て問題なかった」と答えた。
フェルスタッペンは、予選でのメルセデスのペースに驚いてはおらず、Q3ではハンドリングが悪かったと嘆いた。
「Q3では本当に遅かったし、グリップも悪かったと思う」
「最後のラップでは、タイヤを少しずつ良い方向に持っていくことができたので、少しリカバリーできたかもしれない」
「でもクルマの挙動が、これまでのフリー走行の時や僕らが望んでいたものとはまだ違う。その点が少し気になる」
「明日は主に(予選とは)異なるタイヤでレースをすることになるので、バランスはまた良くなると思う」
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