レッドブル、勝って兜の緒を締めよ! フェルスタッペン「当たり外れが大きい」と改善求める
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1マイアミGPで優勝したものの、チームにオペレーション上の問題を解決するよう求めた。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB18
Red Bull Content Pool
F1第5戦マイアミGPで勝利したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だが、決して順風満帆なレース週末ではなかったこともあって、チームに改善を要求している。
3番グリッドからレースに臨んだフェルスタッペンは、スタートでカルロス・サインツJr.(フェラーリ)を交わすと、優れたトップスピードとタイヤマネジメントを武器にシャルル・ルクレール(フェラーリ)をコース上でオーバーテイク。見事今季3勝目を飾った。
しかしフェルスタッペンにとって、マイアミGPは散々な始まりだった。マシントラブルや壁との軽い接触の影響で、FP1でわずか14周しか走れず。FP2ではギヤボックスの交換により走行時間を失い、ようやくコースインできたかと思えば、油圧系の問題で再びガレージに戻らざるを得なかった。
またチームメイトのセルジオ・ペレスも、決勝レース中にセンサートラブルに見舞われパワーユニットの出力が低下。サインツJr.に近づいていたペレスは、アタックするチャンスを逃してしまった。
今季開幕から、フェラーリに匹敵するパフォーマンスを示しつつも、信頼性トラブルによる取りこぼしが多いレッドブル。フェルスタッペンにしてみれば、5戦で3勝を飾っているのはチームの競争力を示す良い兆候だが、本来であればチャンピオンシップをリードしているべきだったと言える。
レース後、フェルスタッペンは、チームのオペレーションが「まだ当たり外れが多い」ことを認めつつ、ワンツーフィニッシュを飾った第4戦エミリア・ロマーニャGPのようなトラブルのない週末を定期的に繰り返す方法を見つけるようチームに促した。
「僕の方は、週末に妥協を強いるような、様々な問題が金曜日に起きた」
「今日(決勝)はスタートから全てがうまくいったけど、その逆もありえた。もちろん金曜日を丸々1日失っていたから、まあ何とかなったという感じだ」
「とにかく、問題なくポジティブな週末を過ごさなければならない。もちろん、イモラではそうだったけれど、それでもまだ当たり外れが多いから、もっと信頼性を高めて状況を把握しなければならない」
「見ての通り、クルマは速いんだ。それにはとてもハッピーだよ。信頼性があっても遅かったら、おそらく良いことではないんだ」
度重なる問題について、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、今季のマシン『RB18』が特に信頼性が低いマシンであるという指摘には反論した。というのも、チームの信頼性の問題は”ちょっとしたこと”に起因しており、彼はそれを解決できると確信しているからだ。
「マシンが特に壊れやすいとは思っていない」と、彼はmotorsport.comに語った。
「ただ、プレシーズンテストでは普通に見られたような細かいことが、シーズンに入ってから頭をもたげてきただけだと思う」
「それにはフラストレーションが溜まるが、我々はHRC(ホンダ)と密接に協力しているし、彼らも素晴らしいサポートをしてくれている。だから我々は、それらを解決していけると確信している」
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