フェルスタッペン、スタート直後からのブレーキトラブルで無念のリタイア「いつかこんな日が来ることは分かっていた」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1オーストラリアGPのスタート直後からブレーキのスタックに悩まされ、リタイアにつながったと語った。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ブレーキトラブルによりF1オーストラリアGP決勝を早々にリタイア。スタート直後から症状が出ていたという。
ポールポジションからスタートし首位をキープしたフェルスタッペンだったが、2周目にカルロス・サインツJr.(フェラーリ)が急接近。すぐにオーバーテイクを許してしまった。その後フェルスタッペンは無線でマシンのバランスに不満を漏らし、「リヤのフィーリングがルーズになり始めた」と語った。
そして4周目に入ると、右リヤのブレーキ周辺から煙が出始め、フェルスタッペンはピットイン。そのままレースをリタイアすることとなった。
フェルスタッペンは、スタート直後から右リヤのブレーキがほぼ固着してしまっていたため、発火するまで温度が上がってしまったと明かした。
「右リヤのブレーキは、(スタートの)ライトが消えた時から基本的にスタックしていたから、温度が上昇し続けて発火するまでになったんだ」
「1周目からそうなっていたんだけど、そのときすでに温度はどんどん上がっていて、ハンドブレーキのように機能していたんだ。でももちろん、そんなことが起こっているなんて知らなかった。ただ、クルマのバランスが崩れているのが問題だと感じたんだ」
「(チームは)何が起こっているのか見ることはできたけど、何が原因なのかは分からないんだ」
Max Verstappen, Red Bull Racing
Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images
フェルスタッペンはこれまで、43戦連続の完走を果たしてきた。しかもその間、全戦でポイントを獲得してきた。前回のリタイアは2022年のオーストラリアGPだ。
これまでレッドブルが高い信頼性を誇ってきたことから、フェルスタッペンは今回のリタイアを受け入れているようだ。
「もちろん、いいレースが続いたし、信頼性も高かった。いつかそれが終わって、リタイアする日がくることは分かっていたし、残念ながらそれが今日だった」
「この2年間、とてもいいレースができた。もちろん、このようなことが起こるのは好ましくないが、今はその理由を理解することがより重要だ」
フェルスタッペンは、ピットからダミーグリッドに向かうレコノサンスラップではフィーリングは正常であり、バランスも良好だったという。
「もちろん、レースを完走できなかったことにはがっかりしている。というのも、優勝を狙えたと思うからね」
「グリッドまでの周回ではバランスがとても良かった。プラクティスのロングランで感じたものと比べると自信もあったし、いい方向に進んでいると感じた。でも、コントロールできないこともあるんだ」
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